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ヒソカと分かれた私はエレベーターに乗って100階へ向かった。
ヒソカは一言で言うなら
気まぐれでうそつき。
何を考えているか分からない。
とりあえず早く200階クラスへ行ってヒソカと戦ってハンター試験の時の仮は返して、そしたら自分のやるべき事をしよう。
私は案内された個室に入り、ベッドへ腰掛けた。
首からぶら下げたネックレスを手に取る。
十字架に埋められた小さなガラスがキラリと光を反射する。
『絶対…見つけるからね……クロロお兄ちゃん…』
私はそう呟いた。
そして部屋に付けられたシャワーを浴びて明日に備えてベッドに入った。
ーーーー翌日
アナウンス「本日もやって参りました!
注目選手A選手!
観客の賑わいも一際違う!!!」
2日目。
私は昨日と同じように試合をしては蹴り1つで勝利し上の階へ登った。
そうしているうちに4日が過ぎ遂に200階クラスへ到着した。
200階のエレベーターを降りる。
そこには200階クラスの選手が何人か待ち構えていた。
『? 何か?』
車椅子に乗った男、足が1本の男、袖の長い服を着た男…
これまでの対戦相手とは違う。
念の使い手だ。
「キミの試合日を教えて欲しい。」
「僕達と1戦戦おう」
そう男たちは声をかける。
『うーん。いいですけど。受付行ってからでもいいですか?』
「もちろん……クフフ」
私は男たちの間を通り受付へ向かう。
受付「お待ちしておりました。A様。200階クラスのルールをご説明致します。
200階クラスには現在173名の選手が在籍しております。またこの200階クラスからあらゆる武器の使用が認められます。このクラスからは原則としてファイトマネーが無くなります。栄誉のみの戦いとなりますので納得された上でご参加下さい。」
200階クラスのルールは簡単に言うと、
10回の試合までに4敗したら200階クラスから落ちるというものらしい。
だから期限までに勝ち星を上げて次の対戦までに備えると言うのがセオリーとの事。
なるほど、
『それであなたがたは勝ち星を付けるために来たばかりの私と勝負したいって事?』
「そういう事。ほらいつ試合する?」
そう男が私を急かす。
『うーん……ちょっと色々準備したい事あるから後ででもいい?』
「ああ…待っているよ…」
そう言って男たちは闇へ消えていった。
『武器がありならちょっと準備したいモノあるしね』
そう呟いて私は200階クラスの自室へ向かった。
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あや(プロフ) - 125話以降ほぼ全てのセリフの「チョコボ」の事ですが、チョコボは別のものになります。正しくは「チョコロボ」くんです (2022年11月25日 23時) (レス) id: bfd4f19ab4 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「ヒソカへの借りは返せたし」が「ヒソカへの仮は返せたし」になっています。 (2022年11月9日 17時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ありがとうございますっ!話数も教えて下さり助かりました!最新話まで見て下さり嬉しいです! (2022年5月14日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 144話で、「自身」が「自信」になっています。 (2022年5月14日 21時) (レス) @page44 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - †NANA†さん» NANA様、ご指摘ありがとうございます!細かいところまで目を通して読んでいただけて嬉しいですっ! (2022年5月12日 18時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:amroxxx | 作成日時:2022年5月2日 16時