【05】ﾋﾞﾛｰﾄﾞｳｪｲ ページ7
カフェに向かう途中で彼…真澄君といろいろお話した。
『真澄君は高校生なんだね』
「…そう。」
『カレーパン好きなの？』
「好きなのは監督。」
『そのカントクって人が好きなんだね』
「監督…好き…」
淡々とした会話のキャッチボールだが素直に返してくれる真澄君がなんだか可愛く見える。高校生だしね。
「Aは雰囲気が監督にすこし似てる…安心する…」
『おっ、おう！ありがとよ！』
ナゾの男前な口調になってしまうくらいには驚いた。
『っ、あ！そうだ、ヘッドフォンしてるって事は曲聴くの好きなんだね！どういうの聴くの？』
同様してたどたどしい質問になってしまった。
「…多分知らない。GiNってアーティストの曲…」
それでも丁寧に返答してくれる真澄君に感謝…ってえ、そのアーティスト
『えっ、GiNを知ってるの!!? 最近は本気で作曲してないから高校生の真澄君とかは知らないと思ってた??』
「すごくいい曲。CDも全部もってる…A知ってる事に驚いた。Aも知ってるの？」
『知ってるも何もそれわた…』
“ 私 ”
ついポロっと言ってしまいそうになった。危ない。
『わ、私も好きなんだよねｯｯ』
とっさにそう切り返した。
嘘ではないよ。
「……。」
『あ〜…えっと…』
返答に困っている私を察したのか真澄君は独り言のように
「…。俺は…、GiNの曲すごく好きだから近いうちに新しい曲出してほしい。」
と言った。
『…そうだね｡』
「あと…」
GiNの話しをしている真澄君はすごく生き生きしていた。こんなに好いてくれるファンがいるなんて…すごくやっててよかったな。
そうしているうちにカフェについた。
真澄君にカレーパンを奢ってあげた。
大好きなカントク？さんと一緒に食べてね。
そう言うと照れたような嬉しそうな顔で「もちろん」と言って帰っていった。
『さーて、劇の時間までまだあるしランチ食べながら…久しぶりに作曲でもしようかな』
真澄君の “ 新曲が楽しみ ”という言葉を思い出しながらカバンからノートパソコンを取り出し、キーボードを打つ。
この時の私は数時間後に真澄君にまた会うとは全く予想もしていなかった。
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淡乃舞夢(プロフ) - とても面白いです!!話の続きがすごく気になります！更新頑張ってください！他の作品も大好きです!!応援してます！ (2021年12月30日 21時) (
レス) @page45 id: e901e877e4 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - コメントして下さった方本当にありがとうございます。更新の活力になります;;;;; ひとまずではございますが3話upしました。近いうちにまた更新できればと思います。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - とても面白いです！！更新再開お願いします！ (2018年8月5日 9時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とっっっても面白くて大好きです！続きが気になります！頑張って下さい！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 2a6beebaab (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - 初めまして。とても面白いですね！こういうの好きです＾＾頑張ってください♪ (2018年1月12日 23時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2017年11月15日 20時
