【19】ﾋﾞﾛｰﾄﾞｳｪｲ ページ21
舞台が無事終わって私達は近くのレストランでディナーをする事にした。
『いや！ホント荒削りだけどキラキラ輝いてる感じがいいですよね！』
早速さっきみた舞台の感想を話す。
「フン…まぁ、それはあるな。だがそれはまだあいつらが団員としてまだまだ未熟だとも捉える事もできる。それが素人のAにでも分かるならまだまだだな。そもそも芝居するならうんぬんかんぬん〜。」
こうして左京さんが熱く語っている時は水を指さず大人しくきいているだけでいい。こんな楽しそうな左京さんは中々見れないから楽しそうに語ってる左京さん見てるだけで私も嬉しい。
「〜だからそこで…ってきいてるのか？ 」
『あっ、…聞いてましたよ！ 左京さん普段眉間にシワ寄せてるのに今日は楽しそうに話してくれるので嬉しくって…ほんとに好きな劇団だったんだなって伝わります。私もとっても好きです！』
「ｯｯ!! …勘弁してくれﾎﾞｿｯ」
『？ すみません…聞こえなかったです？』
「…ニヤニヤしながら高級デザート食べてる顔が気になってしょうがねぇって言ったんだよ」
!!!?
『こ、このケーキの甘さとほろ苦さが絶妙にマッチしていて口の中に広がる大人な味わいがよかったって顔に出てたの!!?』
「今も感想ダダ漏れしてるぞ…」
〜/////!!!! 恥ずかしいｯｯ
「ったく、感想は一丁前に大人らしくなりやがったのに中身はガキのまんまだな」
『むっ！それは聞き捨てなりませんね！もう大人ですほら！腕筋肉だってちゃんと…』
袖を捲って腕の筋肉(見た目には全く見えない)を見せようとする。
「まぁ、それがAのいい所だ。あの頃から変わらず俺の傍にいてくれて、今日も俺のために観劇に誘ってくれた。俺はお前のそういう所が嫌いじゃねぇ。…それ食ったなら帰るぞ。」
突然の左京さんのデレに全く言葉を返せなかった。
固まっている私の頭を撫でながら席を立ってお店を出ようとする左京さん。
『あっ、え、お、お会計。』
「Aが席席外してる間に済ませた。誘ってくれた礼だ。気にすんな。ほら帰るぞ。」
そう言って手を引いてくれる左京さんに連れられて私達は車に乗り込んだ。
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淡乃舞夢(プロフ) - とても面白いです!!話の続きがすごく気になります！更新頑張ってください！他の作品も大好きです!!応援してます！ (2021年12月30日 21時) (
レス) @page45 id: e901e877e4 (このIDを非表示/違反報告)
amro(プロフ) - コメントして下さった方本当にありがとうございます。更新の活力になります;;;;; ひとまずではございますが3話upしました。近いうちにまた更新できればと思います。 (2018年8月5日 22時) (レス) id: 18748080be (このIDを非表示/違反報告)
黒猫♪♪(プロフ) - とても面白いです！！更新再開お願いします！ (2018年8月5日 9時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - とっっっても面白くて大好きです！続きが気になります！頑張って下さい！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 2a6beebaab (このIDを非表示/違反報告)
宵宮月 - 初めまして。とても面白いですね！こういうの好きです＾＾頑張ってください♪ (2018年1月12日 23時) (レス) id: ded44c7654 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：amroxxx
| 作成日時：2017年11月15日 20時
