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34. ページ35

 
 
 




「おはようございます」
 
 
 
 



『おはよう新八くん。ご飯できるから神楽ちゃんのこと起こしてもらえる?』
 
 
 
 



「分かりました」
 
 
 




出勤してきた新八は台所に顔を覗かせ、Aへの挨拶を済ませると言われた通り神楽を起こしに行った。
ガタガタと音がするのは神楽の寝床である押し入れから響いている。
 
 
 




『おはよう神楽ちゃん』
 
 
 


「おはようヨ」
 
 
 
 

『ご飯できてるから顔洗っておいで』
 
 
 




眠気が残るのか手の甲で目元を掻く神楽はふらふらと洗面所へ向かう。
その間に朝食を客間兼居間へと運びテーブルに並べる。
 
 
 




「あれ、銀さんはまだ寝てるんですか? 起こしてきましょうか」





『良いの、体調良くないみたいだから寝かせといてあげて』
 
 
 
 



その事を聞き驚く新八は銀時が眠るであろう部屋の襖を見た。
 
 
 




『最近寒暖差激しかったからね』
『新八くんも神楽ちゃんも体調気を付けてね』
 
 
 



.
 
 
 




.
 
 
 
 



.
 
 
 




『銀時』

「んぁ…?」

『調子はどう? 私そろそろ出るけど一人で大丈夫?』

「…出るって、何処に」
 
 
 






目が覚めると頭が大きく揺れた。
熱が上がったのだと自覚しながら固まった体を少し捻り、枕元に座って此方を覗き込むAを視界に収めた。
 
 






『仕事だよ』
 
 
 
 




前髪を掻き分けて額に触れる彼女の手は冷たくて気持ちがいい。
 
 





『お粥持ってきたけど、食べられそうになったら食べて。残しても良いから』
『薬も飲むんだよ』
『今日は迎えは要らないからね』
 
 





Aはそう言うと銀時の額から手を離し、顕になったそこに優しくキスをした。
 
 
 




『行ってきます』
 
 
 





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アカツキ(プロフ) - 〇〇さん» 初めまして、コメント有難うございます。そのように言って頂けて嬉しいです。パスワードの件ですが、現在全ての作品に置いて鍵の掛かっている作品は非公開とさせて頂いています。公開の予定もパスワードをお教えする事も出来ません。申し訳ありません (4月14日 9時) (レス) id: 7588857b81 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - すごくよかったです 読んでてドキドキしてなんかもう最高でした!! あの質問なんですけどパスワードがかかってる小説あるじゃないですか、その、パスワードって教えていただけますか? (4月14日 7時) (レス) @page44 id: 6c4944cbd5 (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 蘆花さん» 初めまして、コメント有難うございます。既に完結の目処も立っておりますので最後まで楽しんで下さると嬉しいです (2023年3月28日 12時) (レス) id: 59cea801ed (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - やだステキ応援してます! (2023年3月28日 12時) (レス) @page11 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - 東雲さん» コメントありがとうございます。出会いについてはこれから少しだけ書けたらなと思っておりますので楽しみにして下さると嬉しいです (2023年3月27日 19時) (レス) id: 61673d253f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカツキ | 作成日時:2023年3月25日 20時

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