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ある噂が土方の耳に飛び込んできた。
「花屋敷があるらしい」
"花"と言われ連想するのはAのことだった。
「なぁ、その話、詳しく聞かせてくれねぇか」
真選組内でもその噂は広がっており、たまたま隊士が話しているのを聞いた土方が輪の中に入ってそう言うと彼らは驚いた顔をした後、ゆっくりと話出した。
「季節関係無く、綺麗な花が咲き誇ってるらしいですよ」
「何でも、枯れないとか...」
「今は誰も住んでないんだっけ?」
「そうそう、だから家の中にも花が咲き始めてるとか聞いたな」
まるで御伽噺のようなそれを彼らは口々に語った。
「...本当に誰も、住んでないのか?」
「そう聞きましたけど...え、副長まさかお化けか何か居ると思ってます?」
「ンな訳ねぇだろ!!」
居るとしたら彼女だ。
土方は根拠は無いものの確信していた。
そして決めたのだ。
会いに行こうと。
「場所は何処だ」
.
.
.
「萩......萩か............、」
自室で頭を抱える土方はボソリと呟く。
隊士から聞いた花屋敷は萩に在るのだと言う。
かなり距離のあるそれには目の前にある山積みの書類を片して休暇をもぎ取らないといけない。
「はぁー......」
思ったよりも道のりは長く、深い溜息を吐き出すと筆を片手に書類に目を通し始めた。
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ｱｶﾂｷ(プロフ) - 美姫さん» コメント有難うございます。登場キャラの想いが交差してぐちゃぐちゃに絡まるような、そんなお話にしたかったのですが難しかったです... 最後まで読んでくださり有難うございました (2023年2月12日 10時) (
レス) id: 359e2a8a6b (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 切なくて切なくて、でもとても美しい作品で、涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした。ありがとうございました。 (2023年2月12日 7時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - おひなさん» 初めまして。コメント有難うございます。土方さん落ちは久々だったのでこれで良いのか迷走しましたが、おひなさんの暖かい言葉に救われました (2023年2月9日 7時) (レス) @page49 id: 359e2a8a6b (このIDを非表示/違反報告)
おひな(プロフ) - 最っ高な作品をありがとうございました！終始涙腺崩壊でした！w (2023年2月9日 2時) (レス) @page49 id: fb3fd917e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱｶﾂｷ
| 作成日時：2022年12月27日 23時
