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「あ、Aさん」
「銀ちゃんに告白されたネ?」
新八と神楽の手には大きめの袋が1つずつぶら下がっていて、中には食材やら日用品やらが見て取れた。
銀時に言われた通り買い物に行っていたようだ。
『あはは、銀時が私に告白なんてするはず無いよ』
神楽の言葉に初めこそキョトンとした表情をして見せたが直ぐに大きな口を開けて笑う。
その様子に神楽も新八も顔を見合せたが直ぐに釣られて笑う。
「話って何だったんですか?」
『んー、なんかね、大したことじゃなかったよ』
「......そうですか」
これには新八も神楽もそれ以上は深く聞かなかった。
聞いてはいけないと分かっていながらもどうしても気になって質問したが、銀時と同じくA本人もはぐらかすとあっては余っ程の事だろうと子供であっても察しがつく。
『早く戻らないとお礼のお菓子食べられちゃわない?』
そんな2人の心情を知ってか知らずか、Aはおちゃらけて言う。
それを聞くなり2人は目を大きくさせ慌てた様子でその場を去って行った。
「饅頭は私の物アルーーーｯ!!」
「ちょっと神楽ちゃん...?!」
2人の背中を見守るAの背後にはまた別の人物が立っていた。
「よォ、体調はもう平気か?」
『土方さん!! ご心配お掛けしました...』
「いや、あんま無理すんなよ」
本気で心配してくれていたのか土方の目はいつものように鋭く相変わらず瞳孔が開いている。
Aは、胸から這い上がる"何か"をグッと堪えた。
『ありがとうございます』
『じゃ、私もう行くので、』
『また食べに来てくださいね』
多少早口で伝え土方に背を向け歩き出した。
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ｱｶﾂｷ(プロフ) - 美姫さん» コメント有難うございます。登場キャラの想いが交差してぐちゃぐちゃに絡まるような、そんなお話にしたかったのですが難しかったです... 最後まで読んでくださり有難うございました (2023年2月12日 10時) (
レス) id: 359e2a8a6b (このIDを非表示/違反報告)
美姫(プロフ) - 切なくて切なくて、でもとても美しい作品で、涙が止まりませんでした。本当に最高の作品でした。ありがとうございました。 (2023年2月12日 7時) (レス) id: ac5aee6225 (このIDを非表示/違反報告)
ｱｶﾂｷ(プロフ) - おひなさん» 初めまして。コメント有難うございます。土方さん落ちは久々だったのでこれで良いのか迷走しましたが、おひなさんの暖かい言葉に救われました (2023年2月9日 7時) (レス) @page49 id: 359e2a8a6b (このIDを非表示/違反報告)
おひな(プロフ) - 最っ高な作品をありがとうございました！終始涙腺崩壊でした！w (2023年2月9日 2時) (レス) @page49 id: fb3fd917e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｱｶﾂｷ
| 作成日時：2022年12月27日 23時
