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三十二話 ページ35

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「ありがとうございました、スプリード」



『いえ』




私は頭を下げ、警察署からすぐに路地裏へと逃げ込む。

コートを脱ぎ、持って来ていたリュックに入れ、代わりに薄い桃色のカーディガンを羽織る。
お面もリュックへと突っ込んだ。





「思ったより早く終わったね〜」



『簡単なやつだって言ったでしょ?

まぁ、待ち合わせ場所にいなかった消太さんは後でしばくけど』





待ち合わせ場所には警察の人が私服でいて、消太さんは来なかった。来なかった。





『はい、ご褒美』




私は2人に一口サイズのチョコを投げ渡す。

2人はパシッとキャッチし、嬉しそうに口に入れた。


仕事をこなすたびに私はチョコレートなどのお菓子を渡すことにした。

一応自我を持った人達に、無償で働かせるのは嫌だからだ。





「主、矢張りこのちょこれぇとは美味しいな!

な、兄者!」



「そうだねひげ丸。

とっても美味しいよ」





そうニコリと微笑む髭切と、自分の呼び名が兄と混ざっていることを焦って伝える膝丸。





『そー?よかったよかった』




私も自分へのご褒美にと口へ放り込む。

私は噛み砕きながら、リュックを背負った。




『2人はどーする?

私は暇になったから町を見て周るけど』



「俺たちは戻ろう。

内番にせよ出陣にせよ、目立ってしまうからな」



「えー」





不満気な髭切を膝丸は引っ張り、桜の花弁へ変わった。


まぁ、暇ってのは嘘だけどね。

個性の桜を操れるようにしたくて、何か補助アイテムを買いたいんだよねー。


あ、いいこと思いついた!





『【召喚・内番】【85番・加州清光】【45番・乱藤四郎】』





そう言うと、内番衣装で出てくる2人。





「よっ、と」



「どうしたの?あるじさん」



『2人の女子力をお借りしたいと思いまして!』





私はそうニコリと微笑む。

私天才かも…!


2人は不思議そうに首を傾げていた。








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宇宙_Sora(プロフ) - 紺青さん» コメントありがとうございます。 紺青様の作品には劣りますが、そう言っていただけてうれしいです。 その楽しみに応えられるよう、精一杯努めさせていただきます。 (3月16日 9時) (レス) id: f2302e1efa (このIDを非表示/違反報告)
紺青 - すごく素敵です。続き、楽しみにしています! (3月15日 20時) (レス) id: 2583f0b797 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宇宙_Sora | 作成日時:2019年3月4日 18時

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