名探偵コナン 短編集 【怪盗キッド/黒羽快斗/工藤新一/安室透/降谷零/江戸川コナン】

シェアハウス 2 【工藤新一/黒羽快斗】 ページ43

2人の顔が近い…
整った顔の2人が目の前にいるのは心臓に悪い

『えっと…そ、そのうち！』

快｢…｣

新｢…｣

2人が目を合わせる
そしてさっきよりも近い…

『えっと…近い…です』

快｢A｣

『は、はい』

新｢俺達の諦めの悪さは知ってるはずだよな｣

『いや…知ってますけど』

快｢じゃあ、無理矢理でも呼べるようにしてみるか？｣

『え…』

私の手をとり新一さんが手の甲にキス
快斗さんがおでこにキス

『ちょっと…な、なんですか』

新｢名前を呼んでくれるまで続けてくから｣

快｢これはこれで、楽しいけどな｣

『え、わ、分かりましたから！』

新｢…まだ、呼ばせない｣

『なんで、ですか！』

快｢んー…、ちょっとAの表情が可愛くて｣

新｢もっと色々と見てみたくなった｣

『見なくていいですから！』

やっとの思いで2人から離れる
急いで支度をして大学に向かう…

『も…なんなのよ』

それからというもの
ことある事に新一さんと快斗さんから執拗なイタズラを受けることに…

新｢A、この服着てみてくれないか？｣

『え…これって今度の学祭で使う衣装ですか？』

渡されたのはチャイナドレス
それもスリットの深い…

新｢そっ、友だちにさAの事話したらぜひAに試着して欲しいって言われて断れなくてよ｣

『し…工藤さんが』

新｢はい、また名前で呼べなかったからペナルティーな！｣

私は了承したわけではないけど
いつの間にか名前で呼べなかったらバツを受けるルールになっていた

新｢という事で今回のペナルティーはチャイナドレスを着ること｣

『…絶対ですか？』

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