失った笑顔 2 【工藤新一】 ページ26
新「Aっ!!!」
『し、新一…どうしてここに…』
新「はぁ…はぁ…お前、大丈夫なのか?」
『大丈夫だよ、腕を少し切られただけだから』
Aは笑っていた
けれど、その手は震えているのが見えた…
俺はこんなにもAに我慢させていたのか…
『それより、こんな所にいてもいいの?
昨日の事件…解決しないとダメなんでしょ?』
新「んなもん、警察が解決すんだろ…
それより…なんでストーカーの事話してくれなかったんだよ」
『…話そうとしたけど
新一が今は事件に集中したいって怒ったから…』
新「あ…」
そうか…昨日の聞いて欲しいことって
ストーカーの事だったのか…
全部俺のせいじゃねぇか…
新「それでも、Aの命が狙われたんだぞ!
無理にでも話してくれたらっ…」
『だって…最近は新一と顔を合わせればケンカばかりで…ちょっと時間があれば目暮警部に呼ばれたって事件に行っちゃうし』
『ストーカーの話をする時間も作ってくれなかったじゃない…』
新「…そ、それでも…」
Aが泣いている
そうだ、Aは俺に言葉できちんと伝えようとしてくれていた
俺と向き合ってくれた…
けれど、俺はAより自分の事を優先してしまっていた…
『だから、ね
新一とは、もう付き合えないよ…』
『今日は来てくれてありがとう
…それから、今までありがとう…さよなら』
新「な、何でだよっ!!」
『私がもう無理なの…』
「お願いだから…」と消え入る声で泣きながら伝えるA
『お願い…新一の事…これ以上嫌いになりたくないの…好きなままでいたいの…』
失った笑顔 3 【工藤新一】→←失った笑顔 1 【工藤新一】
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凛音 - ドキドキしました、ありがとうございます! (10月13日 16時) (レス) @page48 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - milk cocoaさん» 全然、気づいてなかったので指摘して下さって助かりました!ありがとうございます! (2019年5月30日 18時) (レス) id: 75bf9f8801 (このIDを非表示/違反報告)
milk cocoa - 最後に沢山の直しを言ってしまってごめん なさい(>_<) (2019年5月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milk cocoa - 物語一気に読んじゃいました。 短編だったので読みやすかったです。 今度はここに書かれていない人たちのお話も 読んでみたいです。 (2019年5月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
milk cocoa - これ正しくはこういう感じの置物好きだし...。 のほうが良いのでは? こんな置物だと置物を作った職人さんに失礼 かと? (2019年5月30日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ | 作成日時:2019年5月7日 23時