名探偵コナン 短編集 【怪盗キッド/黒羽快斗/工藤新一/安室透/降谷零/江戸川コナン】

動揺作戦 1 【怪盗キッド】 ページ12

『今日という今日は逃がさないから』

キ｢貴女から逃げるのは辛いですが、また貴女にお会いするためには今宵も…｣

『！？』

気づけば周りは白い煙に包まれ
キッドの姿は見えなくなっていた

『もーーー！
また、逃げたのね！！』

今日で4連敗中…
中森警部はよく頑張ってるなぁ…

ヒラヒラとカードが落ちてくる

『…』

【今宵も貴女の負けですね】

『むかつくーーー！』

負けてないし！
むしろ、負けてあげてるんだから！

警視庁に帰り同期の中島くんに相談する

『ねぇ、キッドをどうすれば捕まえられると思う？』

｢そーだな…
いっその事お前がいつもと違う雰囲気で待ち構えてみればいいんじゃねぇの？｣

『いつもと違う雰囲気で…』

基本、刑事なのでスーツ姿
そしてまた、懲りることなくキッドはやってくる
鈴木次郎吉さん宛にキッドカードが届いた
また今夜も盗みにくるらしい…

『よし…』

中島くんのアイディアがいいかは
分からないけれど
試してみる価値はあるかもしれない

次郎吉さんに相談すると
専属のコーディネーターさんがゾロゾロとやってきてあれやらこれやら測られた…

『こ…こんな格好…』

コーディネーターさん達は口を揃えて
｢お似合いです！｣って言うけど…

ミニスカでハロウィンみたいじゃない？
これで大丈夫なの？

キッドの予告した時間まであと5分
持ち場には私しかいない
そしてその宝石を身につけているのも私

『さぁ、どこからでも来なさい…』

あと
5…4…3…2..1…

『…っ！』

突然私の周りにスポットライトが…

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