次はさせて下さい 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 34 ページ35

快｢そっか…じゃあ、俺の勝ちだな｣

誰となんの勝負をしていたのか
分からないけれど、快斗が嬉しそうならいっか

｢あ！
降谷さんに予告状送ったの？｣

快｢げっ…そんな事、覚えてなくていいんだよ！｣

『そんな事って…』

絶対、明日問い詰められるよ…

快｢なぁA…｣

『なに？』

快｢その上司とは、ただの仕事の関係か？｣

『そうだけど？』

月の光でいつもより快斗が大人っぽく見える

快｢初めて見た、Aが俺以外の前で
話したくない過去の話をする所…｣

『過去の…』

あぁ…元彼の話ね
直接的にはしていないけれど
たしかに悲しげな女の絵に自分を重ねていたから

快｢そんなにも気を許せるヤツなのか？
……俺以上に…｣

『気を許さるかどうかは…正直
まだ、分からないけど…』

快｢…｣

『快斗以上では、ないよ』

快｢…｣

快斗が心配してくれいる事がよく分かる
元彼も快斗が(怪盗キッドでだけど)悪事を暴いてくれてあたしの代わりに、こてんぱんにしてくれた

『……快斗の癖に何の心配してるの』

快｢…もうAが、
傷つくのは見たくねぇーからな｣

『うん…ありがとう』

快｢こんないい男が目の前にいるのに
見向きもしねぇーもんな｣

『いい男って…快斗の事？』

快｢他に誰がいるんだよ…｣

『快斗には、もっと可愛い子がお似合いじゃない？』

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