次はさせて下さい 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 30 ページ31

降｢…でも、この絵のモデルの女性は｣

『知っていますよ。
最後にはこの絵を描いたベルンという人と結ばれるんですよね』

降｢そうだ。そして、子どもにも恵まれて幸せな家庭を築くはずだが…｣

『前向きで強い女性だったんですね…
憧れます……』

そんな風に幸せになれるといいな…
降谷さんとこんな話をするとは思っていなかったから…
本当に不思議な人…

降｢そろそろだな…｣

『本当だ…』

気づけばあれから時間は経って
怪盗キッドの予告した時間になる

『快斗…』

降谷さんを連れてきちゃった
快斗の仕事に支障が無ければいいんだけど

『はぁ…』

降｢不安なのか？｣

『いえ、そんな事はないです』

怪盗キッドになった快斗は無敵だ
けれどここにいるのは降谷さん
この2人がぶつかれば

『どうなるんだろ…』

降｢安心しろ｣

『え？』

降｢俺がAの事を守るよ｣

『ありがとうござ…！！』
降｢！｣

突然辺りは真っ暗に
ガラスの割れる音が…

降｢怪盗キッドか…Aそばにいるのか？｣

『はい……ってな、なに？』

突然後ろから抱きつかれる

｢しっ｣

降｢どうした！｣

『なんでもないです』

この声…

『快斗！』

キ｢今はキッドだけどな……てかなんでアイツがいるんだよ｣

『あぁ…えっと…なりゆきで？』

キ｢どんななりゆきだ…｣

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