次はさせて下さい 【降谷零/安室透/怪盗キッド】

episode 20 ページ21

マジックにいるものを買いに来たようで
快斗の行きつけのお店のようだ

快｢あれ、入った？｣

｢あぁ、ちょっと待ってな｣

こんなお店には1人で入らないし
雰囲気だけで楽しい

｢この子は、快斗の彼女さん？｣

『私ですか？』

快｢何言ってんだ！｣

『彼女じゃないですよ』

｢そーか、快斗が女の子を連れてきたもんだから彼女を紹介してくれるのかと思ってな｣

『快斗の彼女、私も早く会いたいな』

快｢彼女ねぇ…｣

『快斗、モテそうだし！』

快｢今は、彼女よりも優先したい事があるからな｣

『そっかぁ…』

快斗の彼女に合わせてもらえたら嬉しいなって
私は快斗のお姉さん的な存在だし
紹介してもらった時に備えとかないと

快｢…A｣

『なぁに？』

快｢変なこと考えてんだろ…｣

『変な事なんて考えてないよ！』

快｢じゃあ、Aの心をこの私めが読みとってみせましょうか…｣

『マジック？』

快｢いかにも｣

『望む所です』

快斗に色々と質問される
心理テスト…のような感覚だな

快｢今Aの頭の中にある色はオレンジか
てことは…｣

『なぁに？』

快｢好きな人…もしくは気になる人がいるな｣

『え…』

ドキッとして頭に浮かんだのは
上司の顔

とくに理由はないけれど
降谷さんの顔が思い浮かんだ

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