188 不死川side ページ5
Aの弁当を見ると、俺に渡した弁当よりも小ぶりで、中身も俺の方が豪華だった。
「A、そんなんで足りんのかァ？」
『うん、足りるよ
実弥のは何が好きかわからなかったからお肉いっぱい入れてみたの
蓋ギリギリ閉まるくらい詰めちゃったんだけど……多かった？』
弁当を作ってくれただけでも嬉しいのに、俺の事を考えながら作ってくれたという事実がとてつもなく嬉しい。
「余裕で食える。でも、足りない訳じゃねぇぞォ
学校でこんなに食えるなんて満足以外の言葉が見つからねェ」
『満足なら良かった』
ニコニコと笑うA。
一週間前の素っ気ない態度など微塵も無い。
鮮やかな黄色で器用に花の形に成形された玉子焼きを食べると、じわりと甘さが口の中に広がった。
Aの作った玉子焼きは、母親が作る甘い玉子焼きに似ていた。
甘い玉子焼きを食べるとしょっぱい物が食べたくて、タレが絡む肉巻きを口に入れる。
辛めのタレがご飯に合う
弁当でこの味なら、作りたてならさぞ美味いだろう
「これすっげぇ美味い」
「唐揚げとか冷食だけど、その野菜の肉巻き私作ったんだ」
えへへ、と嬉しそうに笑うAに心がキュッと縮んだ。
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月見おはぎ - 殿茶様のこまめな顔文字使用にも癒されつつある俺氏。夏休み課題が捗りそう(*´∇｀*) (2021年8月13日 1時) (
レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - はむすけ。さん» 更新にムラがあってすみません笑 お気遣いありがとうございます^^ 続編公開しましたのでそちらもよろしくお願いします！ (2020年4月12日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - みいさん» いつもコメントありがとうございます^^続編公開しましたので楽しんで頂けると嬉しいです！ (2020年4月12日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
殿茶(プロフ) - ﾏ ﾂ ﾘ 。さん» 応援ありがとうございます！続編公開したのでそちらもよろしくお願いします！ (2020年4月12日 11時) (レス) id: ab2f0dbeb4 (このIDを非表示/違反報告)
みい - 続へーん！待ってます(´∀｀) (2020年4月10日 11時) (レス) id: 43e3e848ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：殿茶 | 作成日時：2020年3月30日 7時
