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03:先生の噂 ページ4

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不思議な出会いはあったものの、学校には無事、間に合った。
学校から近い場所に下宿するメリットはこういうところにあると思う。

走ったせいで乱れた髪を軽く整えつつ、お茶子は笑顔で教室のドアを開ける。


「みんな、おはよ!」

「あらお茶子ちゃん、今日は遅かったのね。おはよう」

「おっはよー!」


出席番号順に並んでいる席のお蔭で、お茶子の席は教室の後ろだ。
前の方の座席にいる女子たちと挨拶を交わしながら、自分の席に向かう。

女子らしく蛙吹梅雨の席によりかかるようにしていてお喋りをしていた芦戸三奈は、挨拶もそこそこに話を切り出した。


「ねーねー知ってた!?
 相澤先生って、去年担任した1年生! 全員除籍したらしいよ!」

「うえ!? ほんまに!?」

「ケロ……そういえば2年生、1クラスしかないものね」


両手を広げて騒ぐ三奈に比べて、梅雨は冷静だ。
ちょっと悲しそうに顔をしょっぱくしながら、しみじみと答える。

確かに、言われてみれば梅雨の言うとおりだった。
自分たちより1つ上の先輩……雄英ヒーロー科2年生は、1クラスしかない。

その理由を深く考えたことはなかったけれど、原因が相澤先生だったんて。


「個性把握テストの最下位除籍は、ぜんぶがウソじゃなかったのかもしれないわ」

「ゴーリテキキョギって言ってたヤツ?
 だったらギリギリだったのかもね! 怖いなー!」

「けど、結局だれも除籍にならんかったし!
 相澤先生もまぁるくなったんかもしれんし、結果オーライってことで!」


不安がる三奈に、お茶子はガッツポーズで返事する。
くよくよしたって、結果は結果だ。前向きに考えよう。

そもそも去年の除籍されたクラスのことは気の毒ではあるが……自分たちに関係の無いことだし。

――その時は、確かにそう思った。
そう、その時は。


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設定キーワード:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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るいるい**(プロフ) - カイさん» コメントありがとうございます! 嬉しいですvV (5月29日 21時) (レス) id: ffc7d791fa (このIDを非表示/違反報告)
カイ - お茶子も主人公も両方可愛い! (5月29日 20時) (レス) id: 2843dfb22b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい**(プロフ) - 猫好きさん» 健全な占ツクでその話題はいけない…(戒め) (5月24日 8時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 野獣せんぱ……すみません (5月24日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい**(プロフ) - 祟璃さん» うわぁあ人名のミスとかいちばんやっちゃいけない誤字! ありがとうございます!本当に助かります! 修正致しました! (5月20日 10時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るいるい** | 作成日時:2019年5月12日 14時

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