24:敵、襲来 ページ25
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それは、緻密に計画された犯行だった。
どの教師がどのクラスを連れて、どこで授業をするのか。
雄英のカリキュラムを知らなければ、このようは犯行は不可能だろう。
黒霧と呼ばれた人間によって、現れたのはもや状のワープゲート。
有象無象のヴィランたちが現れ、周囲を取り囲む。
明らかに、多数に無勢だ。
個性を持て余した大勢のヴィランに対し、プロヒーローはたったの2人。
一部の生徒はワープゲートの個性によって、他の災害エリアへ。
無論、そのエリアにもヴィランたちは送り込まれており、生徒たちを潰さんとする。
どう考えたって、圧倒的な形勢不利だ。
それもそうだろう。
ヒーロー側を潰す算段がついていなければ、ヴィランだってこんな真似はしない。
けれど、それでも生徒を守ろうと。
相澤も13号も必死で立ち向かい、ヴィランと戦い、生徒の範となる。
――ああ、そうか。このこの
スペースヒーロー、13号。
お茶子にとって、憧れのヒーローだ。
生徒たちを守るべく黒霧に立ち向かった、勇敢な彼。
自らの個性をワープゲートで利用され、自分自身の一部を塵にしてしまった。
……雄英の侵入者騒動、
あれで終わりだと思ってる？
――Aは、USJ襲撃を知っていた。
知ったうえで、お茶子たちに接近したのだ。
どうして彼が、この襲撃を知っていたのか。
その上でなぜ、お茶子たちに接近し、警告に近しいことを言ったのか。
――彼もこの襲撃の関係者だった？
そんな馬鹿な！ だって、だって彼は――…
ぐらりと崩れる、13号。
脳裏に浮かぶのは『絶望』の言葉。
視界がうっすら滲むのは、きっと、気のせいだろう。
――彼は元、雄英生だ。
かつて、ヒーローを志した存在。
そんな彼がヴィランになった可能性を、お茶子は否定したかった。
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るいるい＊*(プロフ) - カイさん» コメントありがとうございます！ 嬉しいですvV (2019年5月29日 21時) (
レス) id: ffc7d791fa (このIDを非表示/違反報告)
カイ - お茶子も主人公も両方可愛い！ (2019年5月29日 20時) (レス) id: 2843dfb22b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 猫好きさん» 健全な占ツクでその話題はいけない…(戒め) (2019年5月24日 8時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 野獣せんぱ……すみません (2019年5月24日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 祟璃さん» うわぁあ人名のミスとかいちばんやっちゃいけない誤字！ ありがとうございます！本当に助かります！ 修正致しました！ (2019年5月20日 10時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るいるい＊* | 作成日時：2019年5月12日 14時
