17:不審者、再び ページ18
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そう、これは相澤の問題。
Aに関わるなと、暗に相澤は言ったのだ。
もう二度と会うことがないように。関わることがないようにと。
……それなのに。
「やあ、麗日ちゃん。今日もいい天気だね」
そう。それなのに彼はいた。
ここにいるのが自然とでもいうように、広場の噴水の淵に腰かけて。
お茶子だって馬鹿じゃない。
このコースはあの公園を避けた下校コースだ。
少し遠回りになってしまうけれど、人通りの少ない道は避けてある。
実際周囲には犬の散歩をしているおばさんやら、ジョギングしている学生らしい人物やら。
ベンチでいちゃつくカップルやらがおり、なんともまあ、長閑なものだ。
「な、なんでおるん？！」
「第一声が質問なんてお転婆さんだね。
学校帰りかな。今日はひとりでの下校なんだね」
「みんないろいろ用事とかあって……いや、ほんと、なんで！？」
大きな栗色の目を白黒させながら、お茶子は言った。
明らかに動揺しているのが分かるだろうに、Aは呑気なものである。
長い脚を組みながら、楽し気にこちらを見上げていた。
鈍色のサルエルパンツに、丈の短いTシャツ。
そこそこお洒落なスタイルなはずなのに、Aが着ると何処か胡散臭い。
精緻な美貌がそうさせるのか、妖しげな笑みのせいなのか。
……それとも、彼の持っている個性のせいなのか。
「簡単なことだよ。君はきっと、俺を警戒すると思ってたから。
雄英から近くてあの公園から遠い場所のひとつで待っていたら、きっと会えると思ったんだ。
まあ、まさか最初に予測した場所で会えるなんて思っていなかったけどね」
「あ、あわわ……」
「そう考えると案外、俺たちって気が合うんじゃないかな？」
――そんなの、たまったもんじゃない！
Aの言葉を聞き流しつつ、お茶子は後ずさる。
じわじわと距離を取りながら後ろに下がり、彼の出方を伺った。
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るいるい＊*(プロフ) - カイさん» コメントありがとうございます！ 嬉しいですvV (2019年5月29日 21時) (
レス) id: ffc7d791fa (このIDを非表示/違反報告)
カイ - お茶子も主人公も両方可愛い！ (2019年5月29日 20時) (レス) id: 2843dfb22b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 猫好きさん» 健全な占ツクでその話題はいけない…(戒め) (2019年5月24日 8時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 野獣せんぱ……すみません (2019年5月24日 0時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
るいるい＊*(プロフ) - 祟璃さん» うわぁあ人名のミスとかいちばんやっちゃいけない誤字！ ありがとうございます！本当に助かります！ 修正致しました！ (2019年5月20日 10時) (レス) id: d4f8fbb131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るいるい＊* | 作成日時：2019年5月12日 14時
