ヒカリトカゲ (ページ6)

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それから以降は本当にはると仲良くなった
私とはまなはるコンビと呼ばれたりすることも多くなった

また言ってなかったが、図書委員も一緒にするようになったのでその縁もあったのかなって

「またじーっとみてどうしたの？」

『いや、今日も髪の毛さらさらだなって…あ！』

「へ？」

やばい、失言しちゃった…ああ、髪の毛くんかくんかしたかったなあ
もっとさらさらしてから天国に行きたかったわ
このまま絶交に…「おーい、聞いてる？まな？」

『ふぁい！』

「もう、何言ってるの、そんなに髪の毛サラサラじゃないでしょ。それに…あんた変態扱いされるでしょ」

クラスメートにその様子をみられ結構冷ややかな目線でみられたのだった

そして友達の一人が声をかけてきた

「愛奏、最近東雲さんと絡むことが多いけどあの子大丈夫なの？」

『図書委員関係や席が前後することが多いからかな？それにあの子話したら結構おしゃべりだし可愛いところもあるよ』

「え！？マジ！？」

『マジマジ、それにね…はるはね…本当に考えてることがメルヘンで可愛いのよ…』

「え、はる！？もうそんな仲なの！？」

「てかあんた顔がにやけてるよ」

『はっ！』

はるに名前を呼ばれ「先に中庭にいくよー」と言われたので話を切り上げ、急いで中庭に向かった

『はあ…はあ…』

「そんなにダッシュしなくてもよかったのに…」

『いや…いつの間にか足が速く動いてて…』

「そんなことあるの？まあいいや、ご飯食べよー」

そういいながらご飯をたべ、お花の話をした

はるはお花が好きなんだ
小さいころはお花屋さんになって人を喜ばせたかったんだって笑顔で言ってた
だけども…そこからは聞かないほうがいい気がして聞けなくて…
今日も昼休みの終わりのチャイムが鳴り響いた。

『ふう、本当にはるの話は飽きないなあ、中身がメルヘンで可愛いし』

「ちょっと！私の話には現実味がないって言いたいの！」

『違う違う、はるの話は暖かくて心地いいってことだよ』

ほら、頬をぷくーっと膨らませて怒る顔も可愛い。
…なんで美人で頭がいい、その上花への愛情や知識は凄いのに、自分に自信がないんだろう？

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