Chapter408 ページ27
マスオ「では
メール見たら
都合のいい日教えて下さい
・・・では」
A「あ、あのっ」
マスオ「ん？
どうかしました？」
A「それは・・・
場所はどこでもいいんでしょうか？
・・・例えばお店とかでも」
マスオ「え？場所ですか？
別に我々は構いませんが
・・・どうしたんですか？
先生が外でなんて
初めてじゃないですか」
A「・・・それは」
マスオ「・・・先生
もしかして・・・」
A「・・・。」
マスオ「ガジュマルに
何かありました？」
A「えっ？ガジュマル？
いえ、ガジュマルは
元気です、大丈夫です」
マスオ「それならいいんですが
ガジュマルは古くから
精霊が宿る木と言われてますからね
くれぐれも！大事にしてやってくださいね」
A「・・・はぁ」
マスオ「じゃー・・・
野原に店、探させておきます
あいつの選ぶ店なら
先生も満足するでしょうから」
A「・・・ありがとうございます
よろしくお願いします」
・
・
電話を切って
久しぶりに誰かと話したせいか
電話の内容になのかどっと疲れて
もう一度ベッドに横になった
あの日・・・
私は飛び出すように
３２階の部屋を出て
そのままマルの家に向かった
ドアを開けるなり
「宏光くんと別れたので
しばらくここに置いて下さい」
そう言うと
マルは口にくわえていた
あたりめを床に落とした
それからしばらくの間は
無口以上に無口になり
言葉と同時に涙も失った
マルの問いかけにも答えられず
ほぼ食べず飲まず・・・
ただただ時間が過ぎるのを待つ日々
このままどこかに
吸い込まれて消えていきたい
なんて思い始めた頃
『やばっ！今日ゴミ捨て忘れた！』
頭を抱えながら
マルの発したその独り言が
私を現実へと引き戻した
世間一般ではクリスマスと呼ばれる日
もちろんそれで
では、帰りましょうという
選択肢は選べずに
けれど一度引き戻された現実は
私に色々と思い出させた
・冷蔵庫の中の物の処分
・その他のごみ捨て
・郵便物の受け取り
・ガジュマルの水やり
それに加えて
必要な物を書き出して
マルへと託す
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 返信遅くなりました汗マスオさんがいないとこの話成り立たないくらい超重要人物ですからね★ (2021年3月20日 22時) (
レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - マスオさんとのエピソードに感動！二人のやりとりはちぐはぐなようで息が合うようななんだか不思議とほんわかしながらよんでたんだけど。マスオーと叫びたくなった(笑) (2021年2月23日 8時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 近かった分、離れた時は厄介ですね笑 色んな転機を迎える主人公乗り越えれますかねぇ。。。 (2021年2月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - 家どうするのって思ってたけど、やっぱり今までのようには住めないよね( ｡ﾟДﾟ｡) 宏光くん、マスオさん、大切な人がいなくなり主人公ちゃん、大丈夫かな。 (2021年1月29日 6時) (レス) id: 9bdd0af86e (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ともさん» ありがとうございます★申し訳ありません、全く余裕がない為リクエストにお応えすることが出来ません泣 (2020年12月19日 22時) (レス) id: a2a8f67449 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2020年10月31日 21時
