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Chapter40 ページ41

鼻息荒く昇り終えた階段









賽銭箱の前に立って
少し悩んでガラスの靴の
コインケースから
取り出した10円玉を
投げ入れて鐘を鳴らした









パンパンッと
大きな音を立てて手を叩き









今までは大学不合格なんて
天罰までくだされたらどうしよう
って思いもあってガマンしていた
ブラックな気持ちを一気に吐き出す









神様お久しぶりです
あ、居留守使ってもだめですよ
とりあえずは大学には受かりました
ありがとうございます
・・・でも私疑ってます
本当に神様のおかげなのかなって
だって・・・あんなにお願いしたのに
間違えないように
ちゃんとタカシちゃんの事紹介したのに
私、神様に何回タカシちゃんが好きって
教えましたっけ?
何回タカシちゃんと付き合いたいって
お願いしましたっけ?
ちょっと計画と違ったけど
告白のチャンスを作ってくれた所までは
別に問題なかったんですよ?
でも・・・
告白の返事聞けるかもって思ってた日に
私じゃなくてみんなの前で堂々と
完全にお断りの返事されて
しまいには私の知ってる相手と
付き合わせるとか・・・
どんだけドSなんですか?
毎回お賽銭ケチるからですか?
一体いくら払ったら・・・
何回お願いしたらよかったんですか?
あっ・・・もしかしたら
チハルもここに来て
お願いしていたんですか?
私よりたくさんお賽銭払ったんですか?
・・・そうだとしても
・・・私なりに精一杯頑張ったんです
足りないかもしれないけど
頑張ったんです・・・
なのに・・・


 
 
 
 







・・・。









目を開けて









じっと前を見つめた









・・・。









『なのに・・・

なんでタカシちゃんは

私を好きじゃないんですか?』









心の声が
本当の声になった事に
自分が一番驚いて
思わず口に手をあてた









・・・うわっ









・・・何やってんだろ私









・・・帰るか









頭を下げ









ジャリっ









背後から聞こえてきた
境内に敷き詰められた石を踏む音に
ハッとして振り返ると






 
 
 
 
 
そこには









タカシちゃんがいた

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設定タグ:二階堂高嗣 , キスマイ , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー!?そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・!? (2017年1月27日 21時) (レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ!5年後!王子様を忘れたころに再会!どうなる?! (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねww (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す?それとも・・・? (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ?あれあれ?ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー! (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nico | 作成日時:2016年12月9日 21時

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