Chapter33 ページ34
少し離れた所で
携帯画面とにらめっこしていた
タカシちゃんに近づいて
A「タカシちゃん・・・」
高嗣「・・・。」
A「あのね・・・この前の」
「お待たせーーーーっ」
明るく大きな声に
言葉は遮られて
ガクッと下がった頭
・・・今か
心の中でため息ついて
視線をあげると
タカシちゃんは
画面ではなく前を見ていた
その横顔に覚えた違和感
向けた視線は下がることなく
瞬きすらしてないように見えた
ミツキ「チハルーーー
かわいいーーーーっ」
その声にタカシちゃんと
同じ方向に視線を合わせると
そこには髪をアップにまとめ
浴衣に身を包んだチハル
チハル「どう？
夏っぽくていいでしょ？
おばぁちゃんの家で
着付けの練習しててー
せっかくだから着てきちゃった」
ニヤニヤする男子達と
褒め称える女子達と
見惚れたままのタカシちゃん
・・・やだよ
手をそーっと伸ばし
タカシちゃんの目の前で
空気を掴むように
手の平をまるめると
驚いたタカシちゃんは
思わず顔を背けた
高嗣「お前なー」
A「・・・。」
舌唇をつき出す私に
タカシちゃんはそれ以上
何も言わずみんなの輪へと戻っていった
それから肝心の花火を
買いに行く事になり
マイケル「じゃー・・・
ジャンケンで負けた
２人が買い出しな」
カイト「まずはー
男チームで」
チハル「え？全員で
やるんじゃないの？」
カイト「いいじゃんいいじゃん
せっかくなんだから」
チハル「意味わかんないし」
マイケル「じゃー
最初はグー・・・」
から始まった流れ
もうそういうのいいから
ちゃっちゃとやって
ちゃっちゃと帰ろうって
思っていたのに
カイトとタカシちゃんの
一騎打ちになって
タカシちゃんが負けたことによって
状況は一変した
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー！？そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・！？ (2017年1月27日 21時) (
レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ！５年後！王子様を忘れたころに再会！どうなる？！ (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねｗｗ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す？それとも・・・？ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ？あれあれ？ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー！ (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nico
| 作成日時：2016年12月9日 21時
