Chapter29 ページ30
A「え?そう?
まー・・・誰かの役に立ったり
誰かを笑顔にさせれる仕事が
いいなぁーとは思うけど
具体的には・・・とりあえず今は
目の前の事で精一杯!
来年は受験生だし
・・・それに部活もあるしねっ」
高嗣「あぁ、ゆるーいやつな」
A「本当ならチアやって
・・・海外ドラマの
女子高生みたいに
キラキラ輝く予定だったんだけどなぁ
ヒラリーダフとか
リンジーローハンみたいに」
高嗣「元が違いすぎるだろ」
A「・・・わかってますぅー」
くすっと笑ったタカシちゃんが
空を見上げるように見つめ
ぷくーっと膨らませたフーセンガム
先に膨らまされたことなんて
どうでもよくなってて
この横顔に私は
何度恋に落ちて来たんだろう・・・
ただ、そう思ってた
膨らんだガムは
すぐにタカシちゃんの口に戻った
A「タカシちゃんはさ・・・
将来はやっぱり
アイドルになるんだよね?」
高嗣「わかんねーよ
事務所に入ってたって
デビューできるなんて保証はねーし」
A「そっか・・・
そういえばタカシちゃんの
嫌な事ってなんだったの?
私でよければ話聞くよ」
高嗣「・・・忘れた」
A「えぇっ?忘れちゃったの?」
高嗣「お前の
くっだらねー話聞いてたら
どっか飛んでったわ」
A「あれあれぇー
それは私といると
嫌な事も飛んでっちゃうよー
って事ですかぁー?」
ニヤニヤする私を
じっと見つめるタカシちゃん
『そうだよ』
なんて王子の声は
聞こえることはなく
高嗣「やっぱあれだな
アホといると忘れっぽくなるんだな(笑)
あっぶねーこれ以上
アホがうつったら困るから逃げよ」
立ち上がったタカシちゃんに
A「えっ?
待って!もうちょっと!」
その言葉に返事はなく
スタスタと歩き始めたタカシちゃんを
慌てて追いかけた
今日は転ばないように
必死で後を追いかけて
階段を降りたところで
やっと止まったタカシちゃん
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nico(プロフ) - ★mmiioo★さん» 私の王子様ーどこどこー!?そもそも王子様なんているのか・・・いないのか・・・!? (2017年1月27日 21時) (レス) id: e3923fbf74 (このIDを非表示/違反報告)
★mmiioo★(プロフ) - うぉ!5年後!王子様を忘れたころに再会!どうなる?! (2017年1月25日 21時) (レス) id: 84a8c23914 (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - みぃさん» ツラタンパニタンスーリスリ♪いいですねww (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - kumiさん» タカシちゃんの本心・・・突き放して突き放して・・・突き放す?それとも・・・? (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
nico(プロフ) - ゆうさん» あれ?あれあれ?ですよね・・・。どうなってくのか・・・待っててくださいー! (2017年1月21日 22時) (レス) id: fb84f5aeac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nico | 作成日時:2016年12月9日 21時