03 ページ3
.
______ 「 いった… 」
異様な音共に目が覚めた。
顔を上げると、
目の前にははんにゃ顔をした担任。
あ、クソ怒ってる・・・
担任 「 お前初日から寝んなや 」
「 すみません、担任の長い話が子守唄に聞こえました 」
担任 「 聞こえるか、何が子守唄やねん 」
「 すみません 」
担任は(私に向けて)溜息を吐く。
初っ端から何やってんだ私しっかりしてくれ。
「 始業式やから早めに体育館に行け 」 と
クラスの皆に指示し始める担任。
周りの奴らは仲良い子と話しながら移動し始める。
女 「 あの子、子守唄やって〜度胸あんやね〜 」
バリバリ聞こえてる。
てか聞こえるように言って来んな。
私は席から立ち上がるとヘッドフォンをして
1人で体育館に向かった。
はあ。
初日から担任に机叩かけるとか不運すぎる。
今日のラッキーカラー見てくれば良かったかな・・・
なんて、くだらないことを思っていると
ポンと肩を叩かれる。
え、肩を叩き合えるような子なんていないんだけど
呼んでる??それともミス??
まあ取り敢えず無視しとくか・・・
??? 「 〜い」
へえ、今日お母さん帰ってくんだ。
夜ご飯なににしようかな〜〜
??? 「 おーい!!」
急にヘッドフォンを取られた挙句、
耳に大声で叫ばれたその衝撃で立ち止まった。
すると目の前にホイと顔が視界に入ってきた。
失礼だと思うけど、貴方どなた??
「 誰あんた、ヘッドフォン返して
あと、耳元で大声で叫ぶな耳が汚染される 」
??? 「 いやいくら呼んでも反応ないから 」
??? 「 あ、今あからさまに嫌な顔した 」
え、うるさいんだけど何ごとだよまじで。
一瞬で分かる 苦手なタイプの奴だ。
女 「 え、スナ君が女の子に話し掛けてんねんけど! 」
女 「 かっこええわほんま!!!」
あ、スナってこの人??
チベットスナギツネの間違いじゃなくて??
「 はあ、要件何?サッサと言って 」
角名倫太郎は驚いた顔をして話を続けた。
角名 「 一応隣の席だから仲良くしようよ 」
「 結構目開くんだね、おめでとう 」
適当に言って、ヘッドホンを(角名倫太郎も)
置き去りにして体育館に向かった。
.
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆサ | 作成日時:2020年10月19日 2時