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______ 「 いった… 」




異様な音共に目が覚めた。




顔を上げると、
目の前にははんにゃ顔をした担任。




あ、クソ怒ってる・・・




担任 「 お前初日から寝んなや 」


「 すみません、担任の長い話が子守唄に聞こえました 」


担任 「 聞こえるか、何が子守唄やねん 」


「 すみません 」




担任は(私に向けて)溜息を吐く。




初っ端から何やってんだ私しっかりしてくれ。




「 始業式やから早めに体育館に行け 」 と
クラスの皆に指示し始める担任。




周りの奴らは仲良い子と話しながら移動し始める。




女 「 あの子、子守唄やって〜度胸あんやね〜 」

バリバリ聞こえてる。
てか聞こえるように言って来んな。




私は席から立ち上がるとヘッドフォンをして
1人で体育館に向かった。




はあ。
初日から担任に机叩かけるとか不運すぎる。


今日のラッキーカラー見てくれば良かったかな・・・

なんて、くだらないことを思っていると




ポンと肩を叩かれる。




え、肩を叩き合えるような子なんていないんだけど
呼んでる??それともミス??


まあ取り敢えず無視しとくか・・・




??? 「 〜い」




へえ、今日お母さん帰ってくんだ。
夜ご飯なににしようかな〜〜




??? 「 おーい!!」




急にヘッドフォンを取られた挙句、
耳に大声で叫ばれたその衝撃で立ち止まった。




すると目の前にホイと顔が視界に入ってきた。




失礼だと思うけど、貴方どなた??




「 誰あんた、ヘッドフォン返して
あと、耳元で大声で叫ぶな耳が汚染される 」


??? 「 いやいくら呼んでも反応ないから 」


??? 「 あ、今あからさまに嫌な顔した 」




え、うるさいんだけど何ごとだよまじで。
一瞬で分かる 苦手なタイプの奴だ。




女 「 え、スナ君が女の子に話し掛けてんねんけど! 」


女 「 かっこええわほんま!!!」




あ、スナってこの人??
チベットスナギツネの間違いじゃなくて??




「 はあ、要件何?サッサと言って 」




角名倫太郎は驚いた顔をして話を続けた。




角名 「 一応隣の席だから仲良くしようよ 」


「 結構目開くんだね、おめでとう 」




適当に言って、ヘッドホンを(角名倫太郎も)
置き去りにして体育館に向かった。









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作者名:ゆサ | 作成日時:2020年10月19日 2時

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