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Cinq-cent-huit ページ27

Side you


無事でよかったよ
ただ、さっきから
陣幕の外に複数人の気配がしていて



『すみません』

「うむ」


向こうも気づいているんだろう
断って、仮面をつけることを許してくれる時山さん



「で、どういう事じゃ?」



先ほどのあの世発言の続きを聞いてきた
…少し衝動的になっちゃったんだけどさ

ずるいじゃん、幸平
ちょっと先輩獲られた気分なんだよね



『死神は、この世の魂があの世に行くときに迷わないよう
道案内をする神様

別に、この世じゃなくても
色んな皿は食べれますよ』

「!」





『こっちは幸平創真に譲りますから
向こうに行ったときには、貴方の時間を僕に下さい

勿論、そんな物騒なものは使わずに』


「気づいておったか」




言いたいことは全部言えた
時山さんは箸をおいた後

カチャリ、と
ピストルを取り出して




「お主の全力の皿はもう少し先の楽しみじゃな」

『はい』

「ワシの顧客、お主に全部任せたぞ」

『名前を落とさないよう精進します
お見舞い、お伺いしますね』

「ふぉっほ、待っておるわ」





-パァン!




「合格じゃ!!!」




ベシリ、と
笑顔で大きなお札が飛んできた





『焦ったけど
時山さんと話せたのは楽しかったな』


無事でなにより


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Asahi side



「さっすが、俺の義弟
7割、ってとこかねー」

「あれで全力じゃないというの…!」



医者騒動で笑いそうになった
初めて見るアイツのほぼ全力に
驚きが隠せていない姫



「姫、あいつが全力出したら
表じゃ料理なんてやってけねーよ

それだけのモンを腹に抱えてんのさ
知ってんだろ?
仮退学する前の暴走したって食戟」

「!!」

「きっと、
普段は3割、出しても6割だろうよ」




だから



コッチに帰って来る度
オッサンを筆頭に、サージェや
俺達に何度も料理勝負を行っていた


感覚もどさないとっつってな




「アイツが全力を出せるのは裏でだけさ」



ーーーーーーーーーーーーーー
Side you


「やるねー死神くん」

『まぁ』


次の試練を待っていると
他のノワールの皆さんがやって来た


『でも、結構顕著ですね…』

「ノワール呼びつける位だしね」


まだハッキリしていないけど
ここまでする真凪さんの目的は何なんだろうか…?


“「合格者の皆様
第一の門が解放されました

第一の門をパスした料理人たちがここから参戦いたします!」”


『はじまった』


次からはちょっと注意だ
なんせ




「あれは!」「あ!」


「…」


「つ、司先輩!?」





此処から司が出てくるんだからね

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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年10月27日 6時

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