Quatre-cent-quatre-vingt-douze ページ11
［Hayama side］
信じられなかった
特殊だか、コイツも一応元十傑
しかも連隊食戟であれだけ苦労した
司先輩や竜胆先輩と同じ90期
「黒翔君、おい!」
少し焦りを見せる堂島シェフが
ぐったりとしたアイツの肩を揺らす
ザワザワ、と周りの喧騒がうるせえ
「葉山、オレらここら辺見てくっから
お前ここにいろ
田所も堂島センパイの手伝いしてやってくれ」
「わ、わかったべ!!」
まさか、
『...』
またお前が負けるとは、思わなかった
‘‘ ho rubato il tuo nome!’’
(名前もーらい!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Rio side
‘‘「お前だって勝手じゃねぇか!」’’
「いいじゃありませんか、『僕はBLUEでないんですから』」
‘‘「もう声真似やめろ」’’
「『あは』」
まぁサイバさんにこの事は伝えておりませんからね
若干キレ始めてますわ
「あの方の100%、
忘れたら引き出すんでしょう？」
‘‘「お前もかよ」’’
「私は私でやってるだけですわ」
ま、これで遠月からAさんに
対する疑いは晴れたでしょうし
最近働き詰めなあの人を強制的に
ベッドに叩き込む事も出来る
「とにかくこれから戻りますから
えりなさんに変な事しないでください」
‘‘「お前に言われなくても」’’
その時
「それ、サイバアサヒっすか」
あら、よくここがわかりましたわね
「『第一席に興味はないって言ったよね?』」
‘‘「...ﾌｯ」’’
プツリ、と電話が切れた
ーーーー
「『幸平創真、才波さんと同じ流浪の料理人
才波城一郎の弟子』」
「で、アンタはそのナンバーツーって？」
「『表の死神...はもう使えないから
黒翔サンが言ってたろ?』」
追いかけてきたのは幸平君1人
きっとAさんの方には葉山君と堂島シェフ
その他で探しに来た、という所かしら？
すると
「なぁ、アンタ誰」
あら、まさかバレた?
ーーーーーーーーーーーーーーーー
Side you
『...っ、て.....』
「A」
「黒翔先輩!」
目を開けたら
多分、ホテルの休憩室で
覗き込むアキラと田所さん
『....っ』
「まだ寝てろ」
「そうですよ!」
確かに若干辛くはあるから
上半身だけでも起こした
大分心配かけたみたいだしね
『他の子達は?』
「十傑はアイツを探しに行った」
「多分、そろそろ帰ってくるんじゃないかと」
いやーそれにしても
『負けたー』
やっぱリオ強い
ポツリと言った僕に、気まずそうな顔をする2人
「あんな人達が出てくるんですね...」
ちょっとインパクト強かったかな
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blu (蒼)(プロフ) - 雑食の腐女子さん» 「あら、えりなばっかりじゃなくて私の出番もちゃんと見てってね」 (2021年11月1日 10時) (
レス) id: 55c7ca7037 (このIDを非表示/違反報告)
雑食の腐女子 - とても面白かったです続き楽しみにしています (2021年10月28日 9時) (レス) @page3 id: 1927aaa4c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 | 作成日時：2021年10月27日 6時
