Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

・ ページ22

(Continue Diasomnia)


「若様でしたら部屋に！」

「もういる、なんだリリア」

「ホレ、寮長会議のお土産じゃ」

「……また、か」

「そう拗ねるな、お主の好物ではないか」

「コレはどうされたのですか！」

「今日から食堂が復活するそうで、今日の寮長会議で先に試食がされとったのじゃ」

「で…此れが若様の…」

「元はステンドグラスの様な美しい物でな、持ち運びできるように、と砕かれたのが少し残念なくらいでのぅ」

「……うまい」





ーーーーーーーーーーーーー
Side you



「それではA君、今夜から早速再開させますからね！」



各寮長が出て行った後、食堂には僕とユウさん、学園長が残っていた。



『自分で言い出したことですからね、言い出したからには責任持ちますよ』

「あぁーよかった！、これでまた一つ面倒事が…ｺﾞﾎｯ、問題が解決しました！」

『さらっと口が滑りましたね』




面倒事はないだろうに、

そんな感じで学園長と話していると




「あの…なんで遠月の死神さんが…ここに？」




疑問だったのか、ユウさんが質問してきた




『ん、あぁ…学園長のミスだよ』

「またですか…」

『被害者の会でも作る？…ふふ』

「いいかもしれませんね」





少し話してみた感じではそこまで悪い子じゃないみたいだ
問題なく共通の話ができる子のようで少し安心した




「ちょっと、また面倒事になるのは勘弁してくださいね！」

「本当に帰る方法探してます…？」

「ええまぁ、なにせワタシも忙しいもので」



ユウさんの質問に対してしれっとはぐらかす学園長
本当に被害者の会でも作ろうか…
なんて考えながらも、一息ついて切り出した



『そんなことは置いておいて、彼女だけ残したってことは出身の話ですよね』

「ええ、それと…A君の部屋をオンボロ寮に確保しておいたのでこの後案内してくださいね！」

「え？」 『は？』



思わずユウさんと被ってしまった
何を言っているんだこの人は



『ちなみにユウさん、事前に聞いてた？』

「い、いいえ」

『…今度はどんな激辛料理作ってやりましょうかねー』

「なんでそうなるんですか！？」



年頃の女の子一人の部屋に僕みたいなのを入れるなんて何考えてるんだこの人は
どうにかして変えてもらおうと学園長に抗議していると…




「あの！、グリムもいますし大丈夫ですよ！」

『でも…』

「同じ世界出身ですし、一人は嫌なので…」

『…わかったよ、よろしくね』



ユウさんが許可をくれたので、


とりあえず衣食住を確保することはできた

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す