Le rêve de Mort【t.w.s.t.×食戟のソーマ】

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「どうです？、今なら衣食住の保証もしますよ?」



…此処の学園に勤務か…
学園長の話を少しだけ聞きながしつつ
いまいち決め手に欠けるので、
悩んでいると



トレインさんがボソッと呟く



「ゴーストがいなくなってしまったので食堂が回らず閉鎖され…生徒達は今、それぞれ寮で調理をしたり、
購買で賄っている」

『…此処って料理学校ですか？』

「いいえ！
此処はナイトレイブンカレッジ
闇の鏡に認められた未来の魔法士を育てる、由緒正しい名門校ですよ！」

『要は違う、と』

「その通りだ、番犬」



あ、クルーウェルさんの僕に対する渾名番犬になってる…
なんて事は置いておいて



『…それは見過ごせないよな、』



遠月みたいな料理学校ならまだしも…
何も関係ない生徒達が、本来やる事じゃない自炊、で時間を取らせるのは
ちょっとかわいそう、だとは思う


けど…



「そうでしょうそうでしょう！」



わざとらしいこの学園長に手を貸すのもちょっと嫌なんだよな…
どうしようかな、と頭を動かしていると…





『あ、そうだ』





一つ、納得のいく方法を思いついた





ーーーーーーーーーーーー
No side



「！」

「どうかなさいましたか、親父殿」

「いや、何やら面白そうな気配がしてな」

「…？」

「くふふ」




ーーーーーーーーーーーー
Side you



『うわ…ひっろ』

「此処が食堂で…調理室はこっちだ…番犬」

『番犬…』





夜中、調理室の使用が完全に終わった頃、
クルーウェルさんに案内されて、
此処の厨房までやってきたんだけど…




『魔法って何でもありなんですね…』

「まぁ、知らない奴から見たらそうだろうな」




電気をつける時のライトでさえ、杖？
のようなもの一振りで片付くなんて、




「で、此処が調理室だ」

『なんとまぁ…設備の良い』





そこには遠月と同じようなレベルの厨房が出来上がっている。




『さて…』

「…」

『…ん、どうかされました？』




一通り残ってる具材やスパイス、調理器具などを確認した後、
ノワールの方のナイフケースを開いていたら、
クルーウェルさんが静かに此方を見ていて



そして…



「良かったのか？」




と、一言呟いた




『……なんです？』

「現状、此方にメリットがありすぎる」

『あー…まぁそうですね』





僕が持ちかけたのはこの学園にとってはかなりのメリットになる
対して、僕はこの世界に来た時点で既にかなりのデメリット



それをこの人は心配してるんだろうけど…




『僕の後輩に…凄いのが居るんですよ』

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