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その2 ページ30

ランカは、瞬時にコラソンの異常に気がつく

カイトにデリンジャーを預けると

コラソンの元へと急ぐ


『コラソン。部屋行くぞ』

コ「…」

『大丈夫だ、お前の兄貴がなんか言ったら俺が張り倒すから』

「バイオレンス…」

救急セットをしれっと持ち運んで

ランカはコラソンと共に自室へ急ぐのだった




部屋に戻ると、コラソンに向き直るランカ

そして肩に軽く触れる

それでも顔をしかめるコラソン


『…もう少し下か。かなり深いな?敵でも居たのか?』

コ「…いや…ちょいと反抗されてな」


ランカしか居ないからか、話し始めるコラソン

ランカは慣れた手つきで消毒、包帯を巻いていく


『まったく、お前は油断も隙もあるんだから普段から気をつけとかないと…』

コ「これくらい、大丈夫だ」

『どうだか…ほら、終わったぞ』

しっかりと固定し終えると

コラソンは腕を軽く動かして状態を確認する


コ「…有難う、助かった」

『それくらい構いやしねぇよ…それで?ローの事はどうするつもりだ?」

コ「ーっ!?」

『子供1人くらい、庇う理由も無いだろう?』

ランカの問いかけに少し黙るコラソン

そして、ポツリと語る


コ「…昔の俺たちと…少し、似てるから…」

『!…コラソン……』


ランカは、少し考えた後

ポンポンと頭を撫でる

コ「ー」

『まぁ、1人で考え過ぎるなよ?困ったら俺かカイトに言え。ドフラミンゴにバレずになんとかなるときもあるだろ?』

コ「…ランカは、やはり優しいな…」

『そんなわけねぇだろ』


コラソンの言葉に、ランカは呆れたように返事するしか無いのだったー


結局、怪我のことをドフラミンゴには報告しなかったコラソン

それを知ったローは驚いたようにドフラミンゴを見つめていて

ランカはまだまだ修行が足りないな…と苦笑いを零すのだった



そうして、砂時計の砂がゆっくりゆっくりと落ちていき

あっという間に2年が経過していた

ランカもカイトもファミリーに慣れた頃

新たな事件がゆっくりと始まろうとは

誰もまだ、予想もしていなかった

154.そばに居てはいけない2人→←153.悪夢と現実



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設定タグ:ワンピース , 逆ハー , 最強夢主   
作品ジャンル:恋愛
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匿名希望 - 面白すぎます、、一気読みしました!!更新待ってます✨ (2022年11月4日 7時) (レス) id: 6b03f57d4e (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 読んでいてしあわせな作品に出会えて本当に嬉しいです!更新していただけるのを待っています!作品も作者様も大好きです!1年ほど経っていてもう更新はないのかもしれませんがうらつくの中の私の好きな作品の一位はこれです (2022年1月7日 0時) (レス) id: 76859479df (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - ここまでイッキ読みしたんですが、最高です!神作ですね!作者さんのお暇があれば、無理せず更新して欲しいです!楽しみにしてます! (2021年10月19日 17時) (レス) @page36 id: e5f0832439 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 続きが気になりすぎて夜しか眠れません(快眠)いつでも待ってます!これからも楽しみにしてます!無理せず出来る時に更新してください\(^o^)/ (2021年9月14日 21時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨 - 連載初期から読んでて久しぶりに一気見しました…!何回も貴方様の作品に助けられました…!!また戻ってきてくれたら嬉しいです…、応援しています! (2021年8月18日 8時) (レス) id: fcafa2f1ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年10月16日 23時

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