142.『頭は良いんだが…』 ページ11
カイトが程よい家を見繕い
夜中に引越しを完了したその日
朝食の材料を朝市で仕入れたランカは
朝食を作りながら今後の予定を考えていた
『さて…ガキ達には教育だな。あまりにも無知過ぎると天竜人じゃなくても今後が生きにくくなるしな』
朝食を作り、準備を終えると
バタバタと入ってくるのはドフラミンゴとロシナンテ
それを慌てて追いかけるのはカイトだ
「こらっ！まだ顔も洗ってないでしょ！？」
ド「お腹すいたぇ！」
ロ「…！」
『ったく…そこから躾けるべきか。カイト。ホーミング聖は？』
「奥様の側に居たいと…少し体調が良くないようで…」
『そうか…2人分の食事、持って行ってくれるか？』
「はいっ！」
カイトが食事を運んでいる間に
2人を座らせるランカ
『さて、ここで暮らすからにはいくつかのルールを決める。守らなきゃキツイお仕置きするから覚悟しろよ？』
ド「下々民が偉そうだえ！」
『生意気言う口はこれかな〜？』
ブニブニ！と強めに揉むと、半泣きになるドフラミンゴ
ランカはパッと手を離すと
カイトが席を座ったと同時に手を合わせる
『ほら、手を合わせて。』
ロ「？…」
ロシナンテは比較的素直に手を合わせる
ドフラミンゴも、渋々合わせる
『よし…頂きます。そら。一緒に？』
「頂きます！」
ロ「いただき…ます」
ド「…いただき、ま、す…」
『よしよし。ちゃんと言えるじゃないか』
少し荒く、でも優しく2人の頭を撫でるランカ
2人はそれぞれ目を丸くすると
照れ隠しのように朝食を食べ始める
ランカとカイトはそれを微笑ましく思いながら食事を始めるのだった
『いいか？お前たちはもう天竜人ではない。それをまずしっかり覚えないといけない』
食事を終えた後、それぞれにノートと鉛筆を渡すと座り込むランカ
そして、今の立場や知識を授けることにしたのだ
『まず、天竜人じゃないらお前たちは何だ？』
ド「天竜人は我だえ！」
『だから、それがそもそも間違いなんだよ』
ドフラミンゴを抱えると、ランカはロシナンテも膝の上に乗せる
『ここは、安全な空の上の聖地じゃない。いつ、お前たちに牙を剥くか分からない世界なんだ』
ランカに抱えられつつ、首を傾げるドフラミンゴ
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匿名希望 - 面白すぎます、、一気読みしました!!更新待ってます✨ (2022年11月4日 7時) (
レス) id: 6b03f57d4e (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 読んでいてしあわせな作品に出会えて本当に嬉しいです！更新していただけるのを待っています！作品も作者様も大好きです！1年ほど経っていてもう更新はないのかもしれませんがうらつくの中の私の好きな作品の一位はこれです (2022年1月7日 0時) (レス) id: 76859479df (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - ここまでイッキ読みしたんですが､最高です！神作ですね！作者さんのお暇があれば､無理せず更新して欲しいです！楽しみにしてます！ (2021年10月19日 17時) (レス) @page36 id: e5f0832439 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 続きが気になりすぎて夜しか眠れません(快眠)いつでも待ってます！これからも楽しみにしてます！無理せず出来る時に更新してください＼(^o^)／ (2021年9月14日 21時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
紫雨 - 連載初期から読んでて久しぶりに一気見しました…！何回も貴方様の作品に助けられました…！！また戻ってきてくれたら嬉しいです…、応援しています！ (2021年8月18日 8時) (レス) id: fcafa2f1ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年10月16日 23時
