44.そっくりな兄妹？ ページ44
駅に辿り着いた2人
切符をカイトが2枚分買っている間に
ランカは駅のホームまで靴音を鳴らしつつ歩く
ふと、拙いギター音が聞こえてくる
なんとなしに惹かれて、そちらへ歩くとー
スコッチが、女の子にベースの弾き方を教えていたのだ
人の気配でこちらに気がついたスコッチは
ランカを視界に入れて目を見開く
ス「アレク…！？…え…？」
少「…？」
ランカは、一瞬だけ立ち止まると
ニコリと美しい笑みを2人に向ける
『素敵な音に惹かれて、つい来てしまいましたの。どこかで会いましたか？』
ス「…え…あ、いや…知り合いに似ててね。失礼しました」
少「綺麗なお姉さん！お姉さんベース弾けるの？」
『嗜む程度には弾けますよ』
少女の目線にまでしゃがむと
優しく目を細めるランカ
『可愛いお嬢さん。このお兄さんはお友達？』
少「うぅん！お兄ちゃんのお友達！」
『！…成る程。じゃあ大丈夫ね』
そして、スコッチへと目を向ける
『失礼しました。最近物騒ですからね』
ス「いえ、俺も知り合いと間違えてしまったから…」
バ「スコッチ」
スコッチとランカが話していると
スコッチの背後から話しかける男
帽子を目深く被っているせいで顔はよく見えない
そして、スコッチに隠れて見えなかったランカを見やる
バ「ーっ…アレク…？」
『…余程、その人は私に似ているのかしら？』
ふふふ、とまるで何処かの令嬢の様な立ち振る舞いで微笑むランカに
現れた男も何も言わず頭を軽く下げる
そこへ、ランカとカイトが乗る予定の電車が着き
ランカはスコッチ達に向き直る
『あら、もう時間ね…じゃあね。素敵なお嬢さん。スコッチさんも』
ス「あ…あぁ」
少「またね！綺麗なお姉さん！」
ランカが乗り込んで、何人かの人間も乗り込んで
電車はあっという間に発進した
その後、ライがスコッチからアレクに似た女性と出会ったと伝えられ
花子に会えるチャンスを逃したとしり
ショックを受けてしまったのは
スコッチしか知り得ないのだったー
「もー！何遊んでるんですか！？」
切符を買ったカイトは、ランカが何かしらおかしい事をしでかそうとしている事に気がついて
慌てて隠れて様子を見ていたのだ
そして電車に別で乗り込んだ
『…さぁて、次はどうなるかな』
ランカは楽しそうに窓から空を眺めたのだった
NEXT コナンズ ヒーント！
''優しすぎる男''
『お前は甘ちゃんだな』
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翡翠(プロフ) - 楽しみにしてます。更新再開嬉しいです。頑張ってください (2020年5月23日 8時) (
レス) id: 3260124100 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 最近，どの作品も更新されてなくて心配しました。テニプリの作品も更新頑張ってください^ - ^ (2020年5月23日 1時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ニコさん» 夜も眠れない状態までお待たせしてすみません！また週一ですが更新安定はするかと…！これからも寝る合間に読む程度にお楽しみ下さい…！ (2020年3月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 続きが気になって夜も寝られません (2020年3月23日 13時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 面白かったです。更新がんばってください (2020年3月17日 20時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年6月10日 23時
