40.先ずは現場を見て ページ38
カイトの電話により、救急車はすぐに到着し
男性の状態を確認しつつ病院へと運ばれていく
それとほぼ同時に警察も到着し
数人の警察が店内へ入ってくる
目「失礼、警部の目暮です。皆さん動かないで下さい！」
小太りの警部と、細身の刑事、そして何人かの検察官が入ってくる
事件現場を検証し始めるのを見つめるランカとカイトに
細身の刑事が近づいてくる
高「あなた方が通報された方…って、犬海君？」
「へ…高木刑事！？うわぁ！お疲れ様です！」
高「まさか、君だったのかい！」
高木の声に、目暮警部が近づいてくる
目「知り合いかね？高木君」
高「はい、彼、凄いんです！主席で警察学校を卒業した優等生で…この前、事件で偶々出会ったんですけど、鋭い観察眼を持っていて…」
ベタ褒めする高木に、カイトは照れ臭そうに笑う
ランカはそれを聴きながら、刑事に目をやる
『それで？事件ですか？事故ですか？自 殺ですか？』
目「む…一般人にはそう簡単には言えないな」
『ならば、事情聴取なり行って下さい。わざわざ鑑識の結果を待つ必要性も有りませんし』
そして、チラリと奥に行こうとした女性に目を向ける
『私たちと店員さん、彼女には必要でしょう？』
目「む？あの女性もかね？」
『どこに行こうとしたのかは知りませんけど…貴女、被害者の前に座ってたじゃない』
他人の前だからか、話し方を変えるランカ
女性は少しだけ震えながら声を出す
女「…と、トイレに行きたくて…」
『そちら、トイレと反対方向ですけど？』
鋭いランカの声に
女性は息を飲み込む
ジッ…とランカは見つめた後
ふぅ…と溜息を吐き出した
『…刑事さん。早くして下さる？』
高「は、はいっ！…では、犬海くんから話をしてもらえるかな？」
そう言われて、返事をするカイト
「えっと…僕は被害者の後ろに座ってまして…恐らく、被害者は僕らが入店する前には座ってました。そこの女性も居ましたね…それで、30分くらいでパンケーキ食べて、ゆっくりしていたら…いきなり呻き声が聞こえて、振り返ったら男性が倒れていたんです。後はランカさんの指示で救急車と警察に連絡をしました」
カイトの話を聞いて、しっかりメモを取る高木刑事
そして目線はランカへと向かう
高「成る程…では、えっと…」
『…A。A ランカです』
高「Aさん。お話お願いします」
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翡翠(プロフ) - 楽しみにしてます。更新再開嬉しいです。頑張ってください (2020年5月23日 8時) (
レス) id: 3260124100 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 最近，どの作品も更新されてなくて心配しました。テニプリの作品も更新頑張ってください^ - ^ (2020年5月23日 1時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ニコさん» 夜も眠れない状態までお待たせしてすみません！また週一ですが更新安定はするかと…！これからも寝る合間に読む程度にお楽しみ下さい…！ (2020年3月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 続きが気になって夜も寝られません (2020年3月23日 13時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 面白かったです。更新がんばってください (2020年3月17日 20時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年6月10日 23時
