その2 ページ30
『丁』
ロ「半」
「でそろいました」
籠が開かれる
2、4の丁でアレクの勝利だ
その結果にアレクは眉を顰める
そして、2回目丁半
「ようござんしたか?それでは!」
タンっ!卓に叩きつける音が響く
『半』
ロ「では、丁だ」
そして、籠が開かれるー
4、6の丁
ロイの勝利だ
こうして面白い様に舞台は進んでいく
最後の勝負に、アレクはロイを見た
ロイは、口元を歪ませて籠を見つめていた
そして、最後の勝負になる
『…丁』
ロ「半」
そして、籠が開かれるー
1、1 ピンゾロの丁
アレクの勝利だったー
パチパチパチ…乾いた拍手が会場に響く
奏でているのは ロイだ
ロ「いやぁ、負けたよ!勝利の女神さえも味方につけるとは…恐れ入ったよ」
アッサリとした結末に
ライもバーボンも何処か唖然としていた
『…約束だ。例え想定内でも…それを渡してもらうぞ』
ロ「…何の事かな?勿論開けるさ」
そして、ロイはビックジュエルの前に立つ
いつのまにか、自分たち以外の参加者は退出させられており
ロイとディーラー達、そしてアレク達のみとなっていた
そしてロイがビックジュエルの箱を開けた瞬間ー
1人の支配人がニヤリと笑う
それはアレク達を案内してくれたあの眼鏡の支配人だった
近くにいたバーボンが反応するより早く
男は眼鏡をゴーグルに変えたと同時に何かを地面に叩きつける
ボゥン!!
派手な爆発音と共に煙幕が立ち上り
すぐに周りは見えなくなる
アレクも目を細めながら口元を覆う
「ーっありがとさ〜ん!こいつは頂くぜ」
誰かの声がそう響いたと思ったら
バタバタと倒れる音と共に
キラリと宝石が光る
『ー口を塞げ!!』
アレクの咄嗟の命令に従うライとバーボン
下を見ると、眠りこけるディーラー達が目に見えた
そして、目が慣れて煙幕も薄れたと思ったらー
そこにあったのは、ビックジュエルの入っていたケースのみとなっていたのだ
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翡翠(プロフ) - 楽しみにしてます。更新再開嬉しいです。頑張ってください (2020年5月23日 8時) (レス) id: 3260124100 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香 - 最近,どの作品も更新されてなくて心配しました。テニプリの作品も更新頑張ってください^ - ^ (2020年5月23日 1時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - ニコさん» 夜も眠れない状態までお待たせしてすみません!また週一ですが更新安定はするかと…!これからも寝る合間に読む程度にお楽しみ下さい…! (2020年3月27日 23時) (レス) id: fbcd1047f0 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 続きが気になって夜も寝られません (2020年3月23日 13時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ - 面白かったです。更新がんばってください (2020年3月17日 20時) (レス) id: 40dba85962 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年6月10日 23時