【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】part2

26.驚異的な動体視力？ ページ13

三日後の夜

それぞれ高級スーツに身を包んだ4人は
リムジンに乗り込んで

ある大型カジノの場所へ向かう


世界一程ではないが
その場所も多くの富裕層らしき人物達がカジノを楽しんでいた


アレクの顔パスで中に入る4人

それぞれ身体チェックを通り、アレクは周りをチラリと見渡す


『…さて、お前らは適当に遊んでろ。小遣いならさっきやっただろ』

バ「アレク、貴方は？」

『俺は、彼方さんを引っ掛ける』

ス「俺は、賭け事は苦手だからあんたの側に居るぜ」

ラ「俺もそうさせてもらう」

バ「な…では、僕も」

『雛鳥かお前ら』

呆れたように溜息を吐きつつ
アレクがスタスタと歩いた先はー


スロットが置いてある場所だった

そこに座ると、コインを入れるアレク

軽快な音楽と共に回り出すルーレットを
リズム良く叩いていくアレク


最初から、７７７

後ろで見ていた3人は、目を見開くが
なんでもないように次々と押して行くアレク

そのルーレットはいつでも７７７で止まる

その内、コインが溢れ出したのを
慌てて集め出す3人

それには目もくれず
寸分の狂いもなく７７７を叩き出して行くアレクに

次第に周りの人間も騒ついてくる

一定のリズムで叩いていたアレクが

一瞬、手を止める


3人だけが気づくくらいの一瞬だったが
また叩くアレク

そして、７７７を出した瞬間



奥からフロアの支配人が駆け寄ってくる



「Surpreso! Soa como um sortudo dono, não é?(驚きました！強運の持ち主のようですね？)」

『Eu não estou apontando para uma coisa tão pequena... Você está procurando por uma jóia maior.(こんな小物を狙っているわけじゃねぇんだ…もっともっと大きなジュエルを狙っていてな)」


チラリとアレクが支配人を見つめると

スッと目を細める支配人


「…Desta forma, e levá-lo.(こちらへ、お連れ様もどうぞ)」

支配人がそう呟いて、歩き出すと

周りの人間もざわざわと騒ぐ

アレクはニヤリと笑いながら3人に向く


『気を引き締めろや、ここから先が…本番だ』

そして歩くアレクの後ろを3人はついていく


重い扉の前に案内され
4人は支配人の案内の上で中へ入っていくのだったー


NEXT コナンズ ヒーント！

"絵札ポーカー"

『さぁ、本気で賭けようぜ』

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