【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

2.新人警察官のお姉さん達 ページ10

まだ雪は降らぬが寒さが滲む11月

皆が寒さで下を向いて歩く中
彼女は真っ直ぐ美しい姿で歩く

まるで女優の様な洗礼された姿は
街ゆく誰しもが思わず見蕩れるほどだ


そんな事知る由もないランカは
地図を片手にカイトに目線を送る

「まず、どこから行きましょう？」

『とりあえず、連絡用でんでん虫…この世界では携帯電話？を契約しないとな』

「どこに居ても電話が出来る、なんて凄いですよねぇ〜」

『にしても、街の作りが複雑だな。どこに何があるか分からん』

「島と見方が全然違いますもんね…」

頭を抱えて悩む2人に
声を掛ける2人の女性

「あら、貴方達先日の…」

「また道に迷ってるの〜？」

先日も助けてくれた2人に出会う
しかし、前は私服だった2人だが

今はスーツと警察官の服を着ていた

『あぁ、その節はどうも』

「警察官さんだったんですね！」

由「そうよ〜！私は交通課で、彼女は捜査一課だけどね！」

佐「まだまだ新人よ…ところで、どこへ行きたいの？」

『実は、携帯ショップを探してまして』

由「あら！それならスグそこよ〜」

そう言って、指さす方向に
確かに携帯ショップの看板が出ていた

「わぁ！スグそこだったんですね…」

『これは見落とすところでした。ありがとうございます』

ニコリと優しく笑うランカに
2人は思わず顔を赤くする

由「そうだ、これも何かの縁ね！貴方達お昼食べた？」

「あ、そう言えば…まだでしたね」

『ちょいとごたごたしてたからな…』

佐「あら、なら丁度いいわ。一緒にご飯でも食べましょう」

「え、いいんですか？」

由「2人みたいな美形と一緒なら寧ろ役得よ〜！ねぇ？美和子！」

佐「もう…でもまぁ、話もしたいし良かったらどうかしら？」

問いかけられ、素直に頷くランカ

『えぇ、是非。私はランカ・Aと申します。彼は同居人の犬海 カイト。警察官を目指しているんですよ』

由「そうなの！？お姉さんが一杯教えてあげるわ〜！私は宮本由美、宜しく！」

佐「私は、佐藤美和子。宜しくね」

こうして、2人の女性警官と友人になった2人は楽しくランチをし

無事携帯電話を購入する事が出来たのだった

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