【名探偵コナン】ドS資産家は暴かれない【逆ハー】

その2 ページ11

もう既に空が少しづつ茜色になっている事に気がつく

「…携帯電話って、めちゃくちゃ時間かかるんですね…」

『…世界中で繋がるんだ…そりゃあそうか』

ランカはパープルの携帯電話

カイトは青色の携帯電話を持つと

それぞれの連絡先を登録しておく

ついでに、先程渡された2人の連絡先も登録しておくと

ランカは懐にしまい込むと歩き出す

『さて…さっさと飯の材料買って今日は帰るか』

「そうですね…まだまだ準備も、する事だらけですし」

『あ、帰りに宝くじ買いに行くぞ』

「え、何でですか？」

『資金作りに決まってんだろ。潜入するにも金がいる。ちまちま稼いでるんじゃあ間に合わねぇからな』

「そんな賭け事で皮算用されても…！」


焦るカイトに
ランカは可笑しそうに笑う

『忘れたのか？カイト…俺は、こういう時は決まって負けねぇんだよ』

その自信満々な顔に
カイトは若くても風格あるなぁ…なんて現実逃避するのだったー






一方、職場に戻った佐藤刑事と宮本刑事は

先程出会った2人について話していた

由「久しぶりにあんな綺麗な顔した女性に出会ったわ〜！隣の少年も可愛い顔してたし〜！」

佐「はしゃぎすぎよ、由美」

由「なによ〜、美和子は何も感じなかったの？」

佐「…そうね…確かに、とんでもなく綺麗な顔立ちしてたわね」

由「そうでしょそうでしょ！同性だけど、惚れちゃう女性ってああいう人の事言うのよ〜！」

佐「ランチで話してたけど、同じ歳には見えないわね」

由「雰囲気が大人っぽいからかしら？」

佐「さぁね？ほら！仕事に戻る！」

由「厳しいなぁ〜！」

2人は楽しそうに話しつつ仕事に戻るのだった



同じく、場所は違えど同一人物を語る男


萩「…なんで出会えないの…俺の女神様…！」

爆発物処理班、通称爆処所属の萩原研二

彼は偶然にもランカ達に命を救われた男だ

隣で呆れたように珈琲を飲むのは
彼の親友で同じ所属の 松田陣平

松「また女神さんの事言ってんのか？第1あの事件からまだ1週間程度しか経ってねぇじゃねえか」

萩「俺は！お礼と謝罪をしたいの！！」

松「礼は分かるが…謝罪？」

萩「…自分を軽んじてしまって、ごめんって」

その言葉に、松田は目を丸くした後
ふっと軽く笑う

松「…そりゃ、会って言うしかねぇな」

萩「だよねぇ…」

そう言って2人は青空を窓から仰いだー


NEXT コナンズ ヒーント！

"見た目も中身も子供"

「今度こそ会える！」

『誰にだ？』

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