【テニプリ】モブ少女の無敗記録【逆ハー】part2 (ページ8)

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その2 ページ8

花「あら、久しぶりの遊び相手ね」

『貴女が花子ちゃん？』

花「そうよ。まぁ花子って名前イモ臭くて嫌いなのよね…それで？何して遊んでくれるの？外で待ってる男の子達も一緒でしょ？」

『…そうだね、隠れ鬼。しようか』

その言葉に、ニヤリと笑う花子

花「あら…いいのかしら？」

『あぁ。鬼ごっこじゃ万に1つも君には勝てないからね』

花「隠れ鬼なら勝てるとでも思ってるの？…まぁいいわ。私が鬼ね」

『構わないよ』

花「人数多くても無駄だから、代表3人を決めなさい。他の人達は貴方達が逃げ出したら私のお友達にしてあげるわ」

『…人質って訳だね…構わないよ』

そして、花子はトイレから出てくる

現代っ子な姿に驚くレギュラー陣

雫は花子と話した内容をメンバーにも伝える

『…じゃあ、そういう訳で…メンバーは私が選んでも良いかい？』

真「構わぬ」

幸「君に任せるよ。雫」

『じゃあ…ジャッカル君。ブン太君。私と一緒に花子ちゃんに勝とうね』

ジ「体力なら任せとけ」

ブ「俺ぇ！？」

花「決まりね。他の男の子はこちらに来なさい。手を繋いで1列…そう」

花子の言う通りすると
花子はトイレ近くの手すりに赤也の手を掴ませる

赤「っ！？」

仁「なっ…んじゃ？」

生「手が…！？」

柳「離れないな…」

真「なんと奇っ怪な…」

幸「…成程。勝敗が着くまで俺達はここで囚われる訳か」

花「察しが良いわね。ルールは簡単よ。彼らを人質にした上で私が100数える。貴方達はそれぞれ隠れなさい。私が見つけるより先に彼らに触れて解放したら貴方達の勝ち。私が貴方達を見つけて名前を呼んで触れたらその場で彼らと同じように囚われる」

『…全員捕まったら終わり。かな』

花「簡単でしょう？名前を呼んで触れるなんてハンデもあげるわ。それくらいしないと面白くないもの」

ブ「んだと！？」

ジ「なんだ、勝っちまうな」

花「ふふふ…じゃあ、名前を教えなさい」

ジ「俺は、桑原」

ブ「…丸井」

『…Aだよ』

花「…よし、覚えたわ。じゃあ100数えるわよ…精々逃げて私を楽しませてね」

そう言うと、3人に背を向けて数え始める花子ちゃん

雫は幸村達の方を見つめる

『…必ず、助けるから』

幸「あぁ、信じているよ」

『よし…ブン太君。ジャッカル君。走るよ！』

ブ「おう！」

ジ「任せとけ！」

こうして

一世一代の隠れ鬼が始まるのだった