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24.彼の欲しかったもの ページ24

『…っこっちを見て!!』


レギュラー陣から十分に離れた後

雫は大声を張り上げる


黒い塊は、赤い目を鈍く光らせながら
ゆっくりと雫を見下ろした



『悪いけど、話を聞く余裕は無くてね…祓わせてもらう!』


数珠を掴んだ手を、塊に触れさすとー


「ぐが、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」


何人もの人間が呻くような声が響き渡り

赤也達は思わず耳を塞ぐ


雫が触れた部分から、まるで浄化されていくかのように黒いものがモヤになって消えてゆく


『っこれでーっ!!?』


雫が一気に祓おうとしたその時


雫の身体に黒いものが巻きついてくる


『っまだ動けるのか…!?』

幸「雫!!」

焦るように雫を呼ぶ幸村

雫は振り払おうとするが、手を離してしまえばまた元に戻ってしまうのか

手を離す事が出来ない


『っく…これ程力を残してたなんて…』

赤「っ雫先輩!!」

丸「雫っ!!」


2人が、悲痛の叫びを上げたその時




仁王が、髪の毛を纏めていたヘアゴムを右手首に着けて前に飛び出した


生「っ仁王君!?」

仁「…雫を…離しんしゃい!!」


雫の周りにまとわりつく黒いものを

右手で思いっきりぶん殴るとー


まるで煙のように拡散させ消え

雫は浄化に専念する


『有難う、雅治君』

仁「雫、無事か!?」

『うん、それにもう少し力を込めておくから…皆を頼んだ』

仁「任せるぜよ」

仁王が頷くと同時に

ヘアゴムに力を注ぐと、青白く光る

仁王はレギュラー陣の元へ戻ると

雫は黒いものを見上げる


『…油断した。流石だね…でも、もう負けない』



雫は両腕を黒いものに触れさすとー



シュワワワワワワ…と

先程とは比べ物にならないスピードで浄化されてゆきー



そのサイズはみるみるうちに縮んでいった



そして、漸く黒いものが無くなり

本体が姿を表す



黒い涙を流しながら、こちらを睨みつける

普通の少年がそこに立っていた



雫は黒いものが祓われると

ゆっくりと腕を下ろす




『…やっと、君と出会えたね』


その言葉に

目の前の少年は恨めしそうに睨みつけて

ただ雫を見据えるだけなのだったー

その2→←その2



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ゆこ(プロフ) - ヒロインちゃんの性格や周りとの関係がとても好きです…!引き込まれるような文章で、あっという間に読みきってしまいました!更新頑張ってください! (8月18日 1時) (レス) id: 8e72ff327c (このIDを非表示/違反報告)
白銀水龍(プロフ) - 久しぶりの更新ありがとうございます!続きが気になっています!更新頑張ってください! (8月17日 23時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 楽しみにしてまーす! (8月14日 23時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
歌音 - 更新お願いします!! (8月7日 6時) (レス) id: 60755d8909 (このIDを非表示/違反報告)
姫乃(プロフ) - 更新楽しみです! (7月24日 20時) (レス) id: c94e9ef2b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カナタ | 作成日時:2019年2月12日 22時

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