その2 ページ39
銀時達がもうすぐ帰ってくるという時に
1人の客が現れる
ランカはお茶を準備しながら、営業スマイルをお客に向ける
『いらっしゃい。何にします？』
酔「団子…しかないんでしょう？」
『…』
変な言い方に、内心眉をひそめるランカ
後ろの方では、銀時と親父がこちらを伺っていた
どうやら、「餡泥雌堕」の店主の酔唾のようで
親父が対応する様なので、ランカは銀時の方へと引っ込む
どうやら、以前から店を畳めと言われていた様で
親父は笑いつつもそれを拒否する
すると、「餡泥雌堕」の店主は残るべき店はお客が決めると言い出し勝負を持ちかける
1時間の団子の売り上げを競うのだ
400年の歴史を持つ団子屋が負ける訳ないと煽る酔唾
団子を食べずに、金だけ払って立ち去ろうとする酔唾
ランカとすれ違う前に立ち止まる
酔「私が勝てば…貴女には私の店で働いて貰うわ。貴女ほど美しいのなら、客引きにもぴったりだもの」
『！…』
銀「………」
そして立ち去る酔唾を銀時は鋭く睨みつける
ここいらで潮時かと落ち込む親父に
銀時は持ってきた団子を食べながら問いかける
銀「それって、団子食べ放題ってこと？」
銀時の問いかけに、ランカは面白そうに笑うのだったー
〜数日後〜
ある神社内で開催されるのは
甘味を掛けた戦い
"テレビチャンピオン 団子王決定戦"
多くのギャラリーに加え、カメラ、司会者まで現れるほどのお祭り騒ぎとなっていた
スタートと同時に「餡泥雌堕」の所には行列が並び
反対に「魂平糖」の方には1人も来ない
もはや出来レースか？と思われたその時
4人の影が「魂平糖」の方へ並んだ
そう、それは万事屋の4人だった
目の前に立つと、本当にタダで食べれるのか問い詰める銀時に
親父は最後になるだろうからと頷く
それを聞いて銀時はランカと目を合わせて頷く
団子勝負がスタートするのだったー
開始と同時に、物凄い勢いで食べていく3人
ランカはお茶を挟んだり、娘さんと皿を片付けたりと補助に回っていた
「餡泥雌堕」の大勢の客足のせいで、食べられない貧乏そうな9人家族は
仕方なしに「魂平糖」へと足を向けたが
銀「坂田家の食卓に…入ってくんじゃねーっ！！」
銀時がまさかの相手を追っ払うという失態
ランカが慌ててフォローに入り、離れた所に机と団子を置く
『すまねぇな、気が立ってて…ゆっくり食べな』
「「「「「「は、はい…///」」」」」」
子供達は美人お姉さんの言葉にただ頷き団子を食べるのだったー
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蒼月 - うん、好き(真顔) いろんな原作沿いの作品読んでるけどこの作品が一番好きです！と言うか、作者様の書く夢主ちゃんイケメンすぎる…！長くなりましたが、無理のない範囲で更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年11月2日 19時) (
レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
ハム - やっぱり銀魂の夢主が一番好きです！ (2019年10月26日 22時) (レス) id: efb4a37c89 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - アニメ揃いだと主人公が付け足しのような異質になってしまう難しさがあるのに、この作品は主人公がちゃんと溶けこんでて皆と生きてる！って感じですごく好きです！まだ見ぬキャラ達とこれからどうからんでいくか楽しみにしています！お体に気をつけて書いて下さい！ (2019年10月21日 15時) (レス) id: 9db86c2f04 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね！これからも楽しみにしてます！ (2019年10月7日 15時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 紅桜編来たああああ！！ありがとうございます！！ (2019年8月30日 8時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2019年5月31日 23時
