その4 ページ4
銀時達を真っ直ぐ見据える勝男
勝「ワシは借りた恩は必ず返す。7借りたら3返す。ついでにやられた借りもなぁ。3借りたら7や。覚えときや」
最後に、チラリとランカを見据えると
勝男達は退散していくのだったー
いつも通りホスト 高天原は大盛況だ
ただ、狂死郎は出されたかぼちゃの煮つけを
癖のある箸の持ち方をしながら
涙を流しながら音を立てて食べていたとか
万事屋でも、母ちゃんは田舎へ帰るらしく
かぼちゃの食べ方などを教えていた
母「ランカちゃんが居れば安心だけど、あんまり3人を甘やかしちゃダメよ〜!」
『えぇ、肝に銘じておきますね』
銀「俺には最高の嫁さん居るから心配すんなや、ババア」
神「私の姉さん最高アル!」
新「揃いも揃って身内になろうとし過ぎでしょ!…あの、お母さん、息子さんに会わせてあげられなくて…すみません」
新八の言葉に、母ちゃんは嬉しそうに笑う
母「何言ってんのさ、会わしてくれたじゃないのよさ」
そして帰っていく母ちゃんを
ランカは眩しそうに目を細めて見送るのだった
その夜、万事屋には珍しく
数を数えながら食べ物をしっかり噛んでいる音だけが静かに響いていたのだったー
〜オマケ〜
銀「なぁ〜、ランカ」
『なんだ?銀時』
銀「あの時、なんであのホストに着いてったの?」
片付けをして、起きているのが2人だけとなった万事屋
夜酒を嗜んでいた銀時は
隣にランカを座らせると問いかけた
『…そりゃ、依頼主の息子を見殺しには出来ねぇし…なにより、母ちゃんを人質にあっちがしたなら、まず連絡は狂死郎のやつに来ると予想できたからな』
銀「………フーン…」
拗ねたように酒を煽る銀時
ランカは呆れたように息をこぼす
『…それに』
銀「?」
『俺が、その場にいたら…銀時は誰よりも早く駆けつけてくれるだろう?それを信じて待ってたんだよ』
銀「ーっ!!?///」
『…にしても、分かっていたとは…母親は偉大だな』
銀「ランカちゃん俺と家族になって母親になりませんか?」
『却下。ムードもクソもねぇなお前』
そして、2人は目を合わせると
漸く笑い合うのだった
第五十六訓 一日局長に気をつけろッテンマイヤーさん→←その3
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蒼月 - うん、好き(真顔) いろんな原作沿いの作品読んでるけどこの作品が一番好きです!と言うか、作者様の書く夢主ちゃんイケメンすぎる…!長くなりましたが、無理のない範囲で更新頑張って下さい!応援してます! (2019年11月2日 19時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
ハム - やっぱり銀魂の夢主が一番好きです! (2019年10月26日 22時) (レス) id: efb4a37c89 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - アニメ揃いだと主人公が付け足しのような異質になってしまう難しさがあるのに、この作品は主人公がちゃんと溶けこんでて皆と生きてる!って感じですごく好きです!まだ見ぬキャラ達とこれからどうからんでいくか楽しみにしています!お体に気をつけて書いて下さい! (2019年10月21日 15時) (レス) id: 9db86c2f04 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね!これからも楽しみにしてます! (2019年10月7日 15時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 紅桜編来たああああ!!ありがとうございます!! (2019年8月30日 8時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年5月31日 23時