第六十三訓 ジャンプの次号予告は当てにならない ページ26
今日も依頼のない万事屋
しかし、ランカ指名の仕事が一件入っており
銀時達を説得して、ランカはその少女の家に住み込んでいたー
少女の名は、天眼通の阿国
何故か側にいてほしいとの依頼を受けたランカは
縁側でジャンプを読む阿国の隣でお茶を飲んでいた
『…お嬢ちゃん、なんで俺を呼んだのか…教えてはくれねぇのかい?』
阿「私は阿国。気軽におくちゃんと呼んでくれて構わぬぞ」
『…おくちゃん。俺を呼んだのはー』
そこで、言葉を止めるランカ
屋根上に記憶のある気配を感じたからだ
阿「そろそろ来る頃と思っておったぞ」
屋根上から現れたのは、服部全蔵
隣のランカに一瞬目線を向けつつ、足を引っ掛けながら阿国に声をかける
服「俺が来るのを知ってて逃げなかったのは、今日は俺にその気が無いと知っていたからなのか?」
そう言って、懐から渡したのは
今週号のジャンプ
阿国はそれを嬉しそうに受け取る
地面に降り立った服部がもう1つ見せたのは
デリバリーピザだった
阿国はランカに目線を向けると
ランカは慣れたようにお茶を用意するのだった
屋根上に登った3人は
阿国を挟むように座りながらピザを食べる
阿「不思議なもんじゃのう。天眼通をもつわしが、ジャンプの先の展開とランカの未来だけは全く読めんのじゃ」
服「へぇ、そうなのか」
『それで、俺を呼んだのか…?』
阿「一時期、ランカと言う女の所在や未来を知りたいという依頼が多数あってな。その人物は顔や剣技があるのは分かるが、未来が見えないから気になっておったのじゃ…お前さんを近くに置けば何か分かるかと思ってな」
『後で、俺を調べようとした阿呆どもは教えてもらえるかな?』
阿「そうホイホイとは教えられんのぅ」
ポンポンと会話が進むくらいは仲良くなった2人に服部は少しだけ優しく見る
阿「しかし、やはりジャンプは面白いのぉ。また持ってきてくれるか?ランカはわしの息抜き相手という形で来てくれたから、わしと同じく外出を許されておらんのじゃ」
その言葉に、服部は前を見ながらピザを食べる
服「…次来るときは、お前をさらいに来るときだぜ」
『………』
阿「…そうじゃの」
服部に向いていた目をジャンプに戻す阿国
ランカも前を見てピザを食べる
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蒼月 - うん、好き(真顔) いろんな原作沿いの作品読んでるけどこの作品が一番好きです!と言うか、作者様の書く夢主ちゃんイケメンすぎる…!長くなりましたが、無理のない範囲で更新頑張って下さい!応援してます! (2019年11月2日 19時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
ハム - やっぱり銀魂の夢主が一番好きです! (2019年10月26日 22時) (レス) id: efb4a37c89 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - アニメ揃いだと主人公が付け足しのような異質になってしまう難しさがあるのに、この作品は主人公がちゃんと溶けこんでて皆と生きてる!って感じですごく好きです!まだ見ぬキャラ達とこれからどうからんでいくか楽しみにしています!お体に気をつけて書いて下さい! (2019年10月21日 15時) (レス) id: 9db86c2f04 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - いよいよ大詰めですね!これからも楽しみにしてます! (2019年10月7日 15時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 紅桜編来たああああ!!ありがとうございます!! (2019年8月30日 8時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カナタ | 作成日時:2019年5月31日 23時