6、『君には存外甘い様だ』 ページ11
仕事を終え、時計を確認するランカ
そして、席を立つとカイトを見る
『今日はもう終わりでいい。俺はこれから用があるから出るぞ』
「はい！お疲れ様です！」
『お疲れ』
と、すれ違いざまくしゃりと頭を撫でられる
そんな飴と鞭があるから
余計に離れられなくなるのだと
言いたくなるカイトだったー
スーツだけの姿になったランカが向かうのは
深夜まで空いているバーだった
そこでランカを待っていたのはー
『待たせたな、ヒナ、スモーカー』
ヒ「いつもより早くて、ヒナ驚愕」
煙「確かにな」
ランカは異例の出世のため
一時期同期だった2人とは仲が良く
こうして今でも飲みに行くようになっていた
時間も少しすぎ、雑談を重ねていた
ヒ「ーで？貴方まだカイト君をいびってるの？」
『可愛がっているだけさ。あの子犬は躾がいがある』
煙「部下に無茶は辞めろよ…」
ヒ「ランカ、男には容赦ないのね？」
と、その台詞にニヤリと笑うランカ
『女性には優しくあれ、だろ？君みたいな美人は特にな』
ヒ「あら…でも、相手にはしてないでしょう？」
『今は女って気分じゃない』
そこまで話してからランカはカウンターの方へ向かう
ここのバーは店員に言えば好きなカクテルやツマミを作ってもらえるためランカも気に入っていた
ランカが離れた瞬間、ヒナはスモーカーに耳打ちする
ヒ「スモーカー君、貴方何ボヤボヤしてるのよ！」
煙「うるせぇよ…」
ヒ「今は彼氏も彼女も居ないのよ？チャンスじゃない！」
煙「そもそも、あいつ男がいいなんて言ってねぇじゃねぇか！」
スモーカーはある事からランカに惚れていた
男と知ってしまった後でもその気持ちが薄れる事はなく現在に至る
ヒナは堅物同期にやっと春が来たと
応援しつつからかいの気持ちで喝を入れていた
ヒ「性別関係なく好きなんでしょ？」
煙「そ、そりゃ…そうだが…///」
と、独特の靴音が聞こえ2人は元に戻る
ランカの手には自分の酒とビールが持たれていた
それを、スモーカーの前に置く
煙「え…？」
『グラスがカラになっていたからな。いらないなら貰うぞ』
煙「い、いや！…もらう…///」
少し赤くなりながら飲むスモーカーを
ヒナはニヤニヤしながら見つめていたー
結局あの後ヒナはぐでぐてになるまで飲んだくれ、
ランカとスモーカーは比較的にはっきり意識を持っていた
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れんこん(プロフ) - なんでこんな良い作品に出会えなかったのか苦悩するばかりです！！どのキャラも最高ですし、主人公がもうどストライクです！最新話まで頑張って読みます！！！更新頑張ってくださいいい！ (2019年9月23日 17時) (
レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - …なんだかキルラキルの皐月様みたいだなぁ… (2019年5月29日 17時) (レス) id: 0b47fc3e16 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません。そしてご指摘ありがとうございます！話の途中からは「」の前にキャラの名前の頭文字を入れるようにしております！これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年7月10日 14時) (レス) id: fb7eb0f65b (このIDを非表示/違反報告)
オタク - 少し読みづらいので、キャラがしゃべる前にキャラの名前入れたらどうでしょう？ (2017年12月14日 3時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - 鈴屋さん» Google先生に聞いてきました！女の子が戦うなんて私好み過ぎまする…また読んでみます！有難うございます！ (2017年7月7日 1時) (レス) id: b3669d4d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナタ
| 作成日時：2016年12月31日 14時
