ぷちょへんざっ！【BTS】 (ページ31)

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# 苦い苦い義理 ④ ページ31

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「oh maybe maybe～」

最強お気に入りであるらしいNCT Dreamの新曲を口ずさみながら、練習室や作業室をウロウロしてるA

JN「さっきからあの子何してんだろうね」

「俺も今思ってました」

JN「Aは作業終わったのかな」

「さぁ…」

でも、要領の良いAは既に何もかも終わらせて暇してるんだろうか

自分の目の前に置かれた沢山のインタビューアンケートやら、音楽番組の台本。ツアーの内容。

「…はぁ」

思わず溜息が出る。

正直、カムバックとツアーを同時に控えたこの時期が一番苦しい

「おハッピーヴァレンタイン！！」

突然、ルンルンで会議室に入って来たAにビックリする俺とジニヒョン

「これジニオッパの。これナムオッパの」

手渡されたピンク色の袋

JN「チョコ作ったの？」

ジニヒョンの問いかけに大きく頷くA

「ユンギオッパには毒って言われて、ホピオッパには微妙な顔されたけどクオズは美味しいって言ってたから大丈夫なはずです」

正直オッパは食べるの怖いんだけど…

現に、ブラウニーを無理矢理口に入れられたジニヒョンが超絶苦笑いを浮かべてる

「ね？美味しいでしょ？」

有無を言わせないほどキラキラした目で見つめられたらジニヒョンだって

JN「お、美味しい美味しい！」

としか言えないだろう

「オッパも食べてくださいよ」

今度は俺に向けられるキラキラした目

「あんまりお腹減ってなくて…」

そう言ってみるも、Aお得意の絶対泣かない癖に瞳をうるうるさせる必殺技に負けて

ブラウニーを口に入れれば

初めて作りました。って味がする

「…うん、美味しいよ」

そう答えれば満足そうに会議室を出て行ったA

なんだろう

不味いわけでは無いんだけど何かちょっと

JN「これが義理の味か～」

「何ですかそれ」

JN「僕らは所詮毒味って感じかな？」

このヒョンが何言ってるのかイマイチ良く分からない

JN「まぁ、マンネの成長を感じるよ」

「その意見には同意です」

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