ぷちょへんざっ！【BTS】 (ページ17)

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# オッパなんて大嫌い ② ページ17

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「イライラする…」

１人で呟いても返ってくるのは沈黙と自販機の機械音だけで、

「オッパなんか大嫌い」

数分前にテヒョンオッパ本人の目の前で放った言葉を復唱しても、オッパの声が聞こえるわけじゃない。

たかが衣装であんなに怒ったテヒョンオッパを見たのも初めてだし、

いつも仲良しなテヒョンオッパとこんなに些細なことで喧嘩になったのも初めて。

「…私は悪くない。絶対に悪くない！」

そう！！私が悪いわけじゃない！！！！

テヒョンオッパが感情任せに怒鳴ったりするから…

嘘

本当は言い過ぎたかも…

いや、心配して言ってくれているテヒョンオッパにあんな口聞いた私が悪いんだよね

「…はぁ、」

飛び出して来た時のテヒョンオッパの悲しそうな顔が浮かぶ

「ごめんなさい、テヒョニオッパ」

うん、謝ったからね？

私ちゃんと謝ったから！！

頭の中のテヒョンオッパどっか行って！！！！

？「…あの、防弾少年団のソルラちゃんだよね？？」

スタジオの休憩スペースに１人で座っていた私に誰かが声をかけてきた

顔を上げれば、にこやかに笑う爽やか青年がいて、

？「僕、この番組のMCのスグンっていいます」

どうやら、この音楽番組の司会をしている今人気の若手俳優さん

「ど、どうも…」

爽やかイケメン俳優を前に絶賛人見知り発揮しておりますAです

「あははっ、緊張しなくていいのに」

「すいません…」

なんなのこの人…

隣に座ってきたかと思ったら、さり気なく肩に腕回してくるし顔近いし耳にフーッってしてくるんだけど！！！

…オエッ。

キモチワルイ

「ソルラちゃんってさ～、メンバーの中に１人だけ女の子じゃん？」

「あ、はぁ…」

「メンバーの誰かと付き合ってたりするの？」

「無いですよ…そんなの」

「ふ～ん…」

「…ひゃっ…」

手をイヤらしく撫でながら、今度は首筋に息を吹きかけてきたこの男

「首弱いんだね…」

「辞めてください」

脳内で赤信号が出ているけど、この男の私を掴む手が強すぎて逃げ出せない

誰か助けて…

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