すなお 2 (桃赤) (ページ6)

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(望side)

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衣装係の女の子たちが気合を入れて作ってくれた執事服に手を通してぼーっとしとると流星の声が聞こえてきた

桃『りゅーせー？』

裏方のはずの流星がというか、普段からあんまり大きな声を出さない流星の声がどっかから聞こえてきたことが不思議に思って着替え部屋から出ようとすると俺が開ける前にドアがあいた

青「望！助けてや！」

叫ぶ流星の周りには笑顔の女子たち

そしてその子たちの手には俺と同じような執事服

「藤井くんにも来て欲しくて！！」

なんて目をキラキラさせとる

困った顔の流星やけど1人じゃ寂しかったし

桃『一緒にやろうや！』

俺の一言に大きく頷く女の子たちから流星の執事服をもらい、流星に着替えをせかす

青「…ほんまに。」

桃『ええやん、ちょっとぐらい。な？？？』

青「はぁ。」

ため息つく姿すらイケメンなのがムカつくから着替え終えた流星の執事姿をパシャリと撮って淳太に送りつける

ほんまは俺も重岡先輩に送りたいけど迷惑やろうからそれはやめておく

桃『ほら、いくで！』

青「なんで望はそんな乗る気なん…？？」

桃『楽しまな損やろ！』

今日は午前が終われば重岡先輩と文化祭まわる約束しとるし頑張るぞ！！