すなお 2 (桃赤) (ページ5)

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(望side)

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あの日以来先輩に避けられることはなくなりいつも通りの日常が戻ってきた

登下校もお昼休みにも俺の隣には先輩がおってかわええ笑顔を見せてくれて

今までの俺やったらそれだけで満足のはずなのに

これ以上を望んでしまう俺は気が付かないうちに欲張りになっとった

流星にそれを伝えれば「それが恋ちゃうん？」と返されてちょっとむかついた

なんやねん、アホ流星。

やけど、ちょっとだけ流星の言ってることもわかんねん

最初は名前を知ってもらえただけで嬉しかった

でも気がついたらもっと俺のこと知って欲しくて、先輩の笑顔を近くで見たくて

今じゃ、先輩の笑顔を守りたい、その笑顔の理由でありたい

そう思うようになっとるんやから

青「しげとどこで待ち合わせするん？」

桃『んー、午前中シフト入っとるからそれが終わってから連絡取り合う予定やで？
流星は？』

青「俺もそんな感じ。
まぁ、生徒会忙しいみたいやから生徒会室に迎えに行く予定やけど」

最近気付いたんやけど淳太の話をしとる、流星はほんまに優しそうな顔しとって淳太のこと大切に思ってるのがむっちゃ伝わってくる

きっとそんなことをチクったら「お前もや」って言われる気しかせえへんから言わへんけど