すなお 2 (桃赤) (ページ16)

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(望side)

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やるべきことを済ませてベッドへダイブする

布団がいつもよりふわふわな気がするのは今日おかんが洗濯してくれただけやない気がする

枕へ顔を埋めれば感じるお日様のかおり

それとリンクして思い出す俺が惚れた先輩の太陽みたいな笑顔とさっきの照れた顔

かわいいと好きが合わさって溢れ出しそうでベッドの上でバタバタ

気分やの俺の恋の女神さまがくれた大切で大事なチャンス

今度こそものにせんとあかんから

頬をパチンとたたいて流星へ連絡する

アホやけど頼れるやつやし、

淳太の彼氏やし…

携帯を手に取り、流星に電話をかければ思っていたより早く待ち望んでいた声が聞こえてきた

桃『重岡先輩と出かけることになった！』

青「お、よかったやん、」

唐突な報告やったのに喜んでくれる流星はやっぱり中身もイケメンで

一通り今日のこととか相談とかしとると流星の方から淳太の声が聞こえて

桃『ごめん、淳太と一緒やったん？』

青「…まぁ、でも大丈夫やで？」

なんとなく歯切れ悪くいう流星がひっかかりはするけどそれどころやなくてそのまま話を続ける

桃『ありがと。』

青「望なら大丈夫やから。」

流星からの言葉を胸に画面をオフすれば先輩に見せれられへんぐらいだらしない顔をしとる自分がうつる

昔の自分なら考えられないぐらい人を愛してる自分にびっくりするけどそんな自分が嫌いやないのはきっと好きになった人が先輩やから

なんて、思ってまう俺はほんまに重岡病重症患者なのかもしれません______