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(大毅side)
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やる気が起きなくて授業中ふと、窓の外を眺めると望の姿が見えた
体育の授業中みたいでサッカーやっとる望はほんまにかっこよくてつい、見惚れとったら1人の女の子が望にタオルを手渡しとった
ズキといたんだ胸を気づかないふりするように黒板へと視線を移した
赤「…はぁ。」
黄「どないしたん?のんちゃん関連??」
赤「うわっ!なんやねん!」
黄「なんやねんもないわ、もう授業終わっとるで?」
いつの間にか授業がおわり教室は騒がしくなっていた
黄「んで、なにあったん?」
赤「いや。別に。」
黄「ふーん。あ、せや、今年の一年生に一番人気なののんちゃんらしいで。」
赤「…。」
黄「ふふ、妬いとるん?」
赤「…別に。淳太こそ…嫌ちゃうの?」
望が一位やと言うことはきっと2位はあいつで
黄「んー、嫌か嫌じゃないかと言われたら嫌やけど2人きりになったら甘やかしてくれるからなぁ。」
赤「あ、そ。」
望やって甘やかしてくれるし、めちゃめちゃ甘やかしてくれるし
まぁ、恥ずかしくて素直になれなくてその優しさを受け取られへんねんけど
ため息をつきながら机にふせて目をつぶれば思い出すのはタオルを受け取って照れ笑いしとる望の顔で
赤「…あんな顔みたことあらへん」
望にとって俺はなに?
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作者名:ふぉん | 作成日時:2021年10月2日 15時