マーガレットの恋 (黄×赤)

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(コンコンっ)




副社長室のドアをノックしてから開けるとメガネ姿でパソコンをいじっている淳太の姿があった








淳太のメガネ姿久しぶりに見たなぁ









やっぱり絵になるなぁ






中『…任？重岡主任？座らへんの？』







メガネ姿に見惚れとるとそう声をかけられて言われたソファに腰掛けた





仕事中なんやから集中せんとあかんと思って気持ちを入れ替えようとすると淳太が耳元で





中『なに見惚れてるん？』





と意地悪そうに笑ってた







なんで見惚れてるのわかったん！？







ってかいつのまにかにこっちきてたん？







とか色々言いたいことはあるのに






口は魚のようにぱくぱくするだけで声が出せない





中『ふふっ、顔赤いで？』





重「…淳太のばか(ボソっ)」





中『ん？どうしたん？重岡主任？』





俺の小さな声で言ったはずなのに淳太には聞こえていたようでわざわざ主任呼びしてニコニコしとる








その余裕な感じほんまむかつくわ







なんやねん、





そう思って淳太を睨むと淳太は俺の頭を撫でて






中『朝から思ったったんやけどさ、そんなかわええ顔で睨まれてもぜんぜんこわくないで？』





ほんまたち悪いわ






俺が淳太に頭撫でられるの好きやって知っててやっとるもん






それでも怒れないのは惚れた弱み…








このままおったらこの甘々な空気で窒息死してまうわ…






重「もー、仕事しましょ副社長？」







そう淳太の顔を覗き込むと淳太はそばを離れデスクに戻ってしまった









このドキドキから解放されたくて思わず話を逸らしたけど淳太が遠くへ行ってしまうからあのままでも良かったかもなんて







そんな後悔に頭がいっぱいで淳太の顔がさっきの俺と同じぐらい赤くなっていることに俺は気づかなかった

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