8 ページ9
数分後にドアが開いた音がしたなと思ったら、足音が私のベットの前で止まる。
ベクかなと思ってドキドキする。
「俺だけど、入るよ？」
『うん、いいよ。』
カーテンがシャーと開くとベクが頭を掻きながら入ってきた。
表情は掴めない。ちょっとイラッとしてるような気もするけど、私はそんなイラッとさせるようなことをした記憶はない。
『ベクどうしたの？』
「お前さー、チャニョルと、ちょっと仲良すぎ」
『えっ？』
突然、思っても見なかったことを言われて素っ頓狂な声が出てたと思う。
ベクの顔がぐんと近づく。
恥ずかしくて、目を逸らすと、おでこをコツンとくっつけられて"目、逸らすなよ"って低い声で言われるからゾクッとした。
「お前の彼氏は誰？」
『べ、ベクだよ』
「じゃあ、チャニョルとあんまり仲良くしないで」
そう言うと、ぺろっと唇を舐められた。
『ひゃ…ちょ、ここ病院』
「別に、カーテンしてるからバレないだろ？お前が変な声さえ出さなきゃ」
『…っ。』
なんて、ズルいんだ。私が間違ってるみたいな言い方されてるみたいだ。
『……べ、ベクだってかわいい看護師さんと仲良さそうにしてたくせに……』
ベクにチャニョル先生と仲良くするなって言われてつい、イラッとして言わないでおこうと思ってたことを、口に出してしまった。
私は、ベクのことを見れなくなって横をぷいっと見た。
あぁ、ベクに呆れられちゃうかな、ベクは仕事で話してだけなのに、面倒臭い女だって。
沈黙が続けば続くほど嫌な考えがぐるぐる回ってくる。
ベクがベットに座ったせいか、ギシッと音を立てた。
「A」
あまりにも、ベクが優しく名前を呼ぶものだからついベクの方を見てしまった。
ベクは優しい目で私を見つめると、私の頭をするすると撫でた。
それが無性に心地よかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玲仁(プロフ) - 北国さん» 北国さん…！そうなんですか、残念です(:_;)でもでも、コメントありがとうございます(*´ω｀*)すっごい嬉しいです！が、がんばりまーす笑私も、もっと お話したいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年2月19日 16時) (
レス) id: 7838c0735b (このIDを非表示/違反報告)
北国(プロフ) - ツイッター消しちゃいました北国です申し訳ない（ ; ; ）本当にすきですこの作品！以降めんどくさいし大変ですよね（ ; ; ）あ、誤字移行です！頑張ってくださいな！！ニコ またお話ししたいですー！ (2016年2月18日 23時) (レス) id: 453ee14f6f (このIDを非表示/違反報告)
玲仁(プロフ) - ゆうあさん» 返信遅くなってごめんなさい(/_;)嬉しいお言葉ありがとうございます(*´ω`*)相変わらずのろま更新ですが、完結させますので最後までよろしくお願いします┏○ﾍﾟｺｯ (2016年2月17日 17時) (レス) id: 0aa6e05aef (このIDを非表示/違反報告)
ゆうあ(プロフ) - このお話ほんとにおもしろくて大好きです！これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2016年2月8日 17時) (レス) id: 1d6f6580f2 (このIDを非表示/違反報告)
玲仁(プロフ) - 再レスありがとうございます(;_;)なかなか更新遅くてごめんなさい(T_T)ありがとうございま*もう少し続く予定なので最後までよろしくお願いします(*´ω`*) (2016年2月7日 23時) (レス) id: 0aa6e05aef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
