不良時々極甘【橙】【stxxx】 (ページ21)

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(ジ「…明日行けない」

「えっ!?」

明日とは、デートをする約束。

この日まで勉強とか色んなこと…頑張ってきたのに…

「いきなりすぎますよ!! 事前に言って欲しかったですっ…」

(ジ「3日前やったし…Aも居なくて言えへんかったんからしょうがないやろ」

「メッセージくらいくれれば良かったのにっ…ひどいっ……」

(ジ「そんな言われても無理やし…めんどくさい女やな」

めんどくさい女、!?

「っ…めんどくさい女で悪かったですね!!」

荒々しく玄関に行き、逃げるように帰って行った。

ー学校

(イ「姉貴ぃぃぃい！！！」

イズさんがいつも以上の必死さで駆け寄ってくる。

「どうしたんですか、?」

(イ「兄貴がすごい怒ってるんスよ！！何したんスか！！」

「知らないわあんな馬鹿!!!」

(イ「馬鹿っ！？本当にどうしたんスか！！」

「知らないって言ってるじゃないですか！！」

(イ「ひぃっ!?あ、姉貴……」

もうあんな奴なんか気にしない！！

ー
こんな感じ
誰sideでもない

(イ「あ、兄貴っ…?」

部屋が荒れに荒れている。

不機嫌そう……じゃなくて明らかに不機嫌だ。

脚をテーブルに上げながら、無造作にスマホをいじっている。

スマホは……バッキバキに割れている。

(ジ「……なんや」

低い声と睨む目に固まる。

(イ「ひ、ひぃっ、!?」

(ジ「用がないならここから出てけ」

(イ「は、はいっ……」

本能的危機を感じたのか一瞬で部屋を出ていく。

ーﾎｳｶｺﾞｫ

(イ「今日は何処に帰るんすか、?」

「もちろん自分の家ですよ！！あんな奴と居てたまるかってんだ!!」

(イ「ひぃっ!!ご、ごめんなさいっ」

「今日は1人で帰るから!!」

(イ「姉貴…今気づいたンスけど……その指輪、どうしたんすか、?」

「っ…これ……」

ジェルさんが脳裏に浮かぶ。

私……なんてことしたんだ…

どうしよう……

(イ「姉貴…泣いてるッスよ」

「えっ…あっ…」

一瞬で我に返る。

あんな些細な事で喧嘩…どうしよう…

「…私は許されない事をしたので」

(イ「姉貴!?どこ行くんスか!」

ー

家路についても、落ち込みは深くなるばかり。

泣きながら帰って行く。

「ﾝｸﾞｯ!?」

後ろからいきなり口を塞がれる。

何この……粉

息をしようと同時に吸ってしまった。

(「よし捕まえたぞ!!クロロホルムも吸わせたし…誘拐だ!!」

(2「でかした!」

「うっ……」

喜ぶ男を最後にみて、意識を失った。